閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

産地

2010-12-10 06:03:17 | 閃き
静岡の或る取引先へ初めて訪問する事になった


この地方へ訪れて、「清水の次郎長親分」を連想するのは、古い人間だろう

清水一家の中でも、やんちゃ者の遠州森の石松の逸話がある

石松が相模湾を船で移動中に見知らぬ客と次郎長一家の話になり、子分の中で誰が良いか尋ねる

一に大政、二に小政と続き次は自分だと思い、「酒飲みねぇ、寿司食いねぇ」と薦めるくだりが有名だ


取引先で打ち合わせをしている時に、お茶を出して頂いた

お茶の産地だけあって、美味しいお茶だったので

「美味しいお茶ですね」と素直に伝えると、「ここは産地なので、お茶は美味しいですよ」と、お代わりを薦めて頂いた上に、みかんまで出して頂いた

本当に美味しいみかんだったので、感想を伝えると

「みかんも産地なので、美味しいですよ」と、帰り際にお茶とみかんを袋に持たせて頂いた


帰りの道すがら、頂いたみかんをつまみ食いしながら

これでは、森の石松と同じだなと思った


静岡の方は、気前が良い方が多いようだ