ギリシャ神話

ギリシャの経済破綻を巡って、G20は緊迫してるようだ

何故ギリシャは、この様な事態になったのか

EUを立ち上げた頃、ギリシャはオリンピックを開催しようと考えた

そもそも当時から財務に余裕など無かったが

EUに加入した事で、何か強大な力を持った様に思ったのか

建設の為に発行したギリシャ国債を、世界を席巻したあのブラックマネーが大量に購入した

それにつられてドイツやフランスも大量にギリシャ国債を購入した

お陰でギリシャは無事にオリンピックを開催したが

開会式直前になっても、未だ会場の工事が終わってないと、大騒ぎになったのを思い出す


その後、ギリシャの政権が交替した時、財務内容を偽っていた事を公表したのをきっかけに、ブラックマネーがギリシャ国債を叩き売りした為に暴落した

困ったのは、大量にギリシャ国債を保有しているドイツとフランスだ

ギリシャが破綻すれば、ドイツとフランスは大損する

しかし破綻を食い止めるには、追加支援をしなければならない

4人に1人が公務員というギリシャを立て直す為には、公務員を減らして、増税しなければならない

これをドイツやフランスがギリシャに強要している

それに対してギリシャ国民は反発していて、EUを離脱する国民投票に踏み切るかもしれない

この他にイタリア経済も債務超過になり

いよいよヨーロッパ不信が蔓延し、ついにはEUの崩壊も懸念されている

従ってユーロも下落する事になった

リーマンショック以来、下落したままのドル

韓国のウォンも同じである

行き場を失ったブラックマネーは緊急回避的に、比較的安全な日本の短期国債に集中しているので

地震や原発事故で弱っているにも関わらず、史上最高値を更新している円高の理由である


話を戻すが、ギリシャにとっては、行くも地獄、戻るも地獄だ

債務を放棄する事にでもなれば、ギリシャという国自体が無くなりかねない


ギリシャという国が無くなり

「昔はギリシャという国があったのだよ」と

本当に「ギリシャ神話」にならなければ良いと考えている