閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

二条城

2012-02-10 06:50:24 | 閃き
久し振りに京都へ出張した

冬の京都はさぞかし風情があるかと思ったが意外と暖かかった

打ち合わせの合間に、世界遺産に登録されている二条城に立ち寄った

来場者は流石、世界遺産だけあって外国の方や修学旅行の学生達が多く、関心の大きさが解る

二条城は徳川家康が上洛の際に宿泊所として建設し

徳川慶喜が大政奉還を宣した場所として一つの時代を担った

庭園も見事だが、やはり二の丸御殿がメインだ

壁や襖に書かれた絵画や、檜の一枚板で彫られたランマ、うぐいす張りの廊下など栄華がうかがえる


只、ちょっと気になる点がある

かなり老朽化しているのか、室内は暗くて襖絵などは薄汚れて見えたし、人形も着物も同じように感じた

寒さの為か廊下には幅1㍍位の長い絨毯が敷いてあったが、景観を害しているよう感じた

スリッパが備えてあったが、昔はそのようなものは無かったから、この時期は相当冷たく感じただろう

修学旅行の学生達には是非とも体感してもらいたい事だ

また要所にはボランティアであろう管理人が立っていて

立入禁止区域や壁などへの落書き等を監視していた

寒い中ご苦労様である

しかし、そうしなければならない事情があるという事実には複雑な想いがする

世界遺産に認定され、多くの来場者があることはよいが

何か手入れが出来る仕組みがないものかと危惧しながら跡にした