閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

小さいおじさん

2012-02-14 07:30:11 | 閃き
日曜日の朝の事

朝食にパンケーキを焼いていた途中でトイレに立った末娘が

少々興奮気味に戻って来て

「小さいおじさん初めて見た」と言い出した

妻と私は「何それ?」と聞いた

2階のトイレに入ったら、小さいおじさんが歌を唄っているのが聞こえてきた

何だろうと思っていたら

体長15cm位の小さいおじさんがいて、便器の後ろへ逃げだして見えなくなったらしい

詳しく聞いてみると、小さいおじさんは妖精で、心が綺麗な人しか見られないらしい


ネットで調べたら、ジャージやスーツ姿のごく身近な格好をしているし、おばさんもいるようだ

しかし、妖精とは随分と掛け離れたスタイルだ


もし、私がトイレで小さいおじさんを見たら

驚いて大きな声を出すだろうし

増して若い娘なら当たり前だと思うが

末娘は大きな声を出す事は無かった

普通のおじさんがトイレにいたら驚くどころか、大騒ぎになるだろう

小さいからと言っても、おじさんには変わりは無いはずだと思うのだ


まぁ私には小さいおじさんを見ることは無いだろうが

もしも小さいおじさんと出会ったら

きっと、一緒に一杯呑んで愚痴でも話すだろう


最近、私の洋服が入っているクローゼットの扉が、いつも少し開いているのは

きっとその小さいおじさんだろうと想いはじめた
コメント
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