閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

歴史

2012-02-24 19:10:47 | 閃き
ある団体の周年事業で歴史をテーマに取り組む事になり、市の教育委員会を訪ねた

面談戴いたのは文化課の方で文化財等の保護管理を担当している方だった

事情を説明して、聞きたいポイントについて時系列的に説明を受けた


歴史はその時だけの事象を聞いても解らない

その前の経緯や背景を理解する必要がある


2時間以上に渡って、詳細に伺う事が出来た

私には、まるで映画を観ている様に思えたし、実に面白かった


説明を聞いて、今までの歴史認識が違っている事に気付いた

歴史の解釈は個人によって違う

歴史は現存する資料や背景を元に推測するしかない

推測は個人によって異なり、解釈に違いが生じる

現存する資料にしても、史実に正しいかどうか解らない

都合よく書き直されている事もあるからだ

戦に関する事なら特にあるらしく

双方とも都合よくしたいから、その内容は立場によって大きく違う

従って歴史の詳細は解らないと言っても過言ではない

メディアの発達した現在でも、死者の数は正確ではない

渡部某のようなカメラマンでも全てを写真に収める事は出来ない


只、悲惨な歴史には多くの被害者と家族の哀しみがある

それさえも立場によって違う


どこかの市長が不用意な発言をして物議をかもしているが

史実に関した国や人が、それに対して、如何に反省し二度と繰り返さないようにするかが大切だ

今更、事実に関する是非や正誤を論じても無意味だ


一日も早く、歴史はやっぱり面白いと云えるようにしたいものだ