閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

プレミアム商品券

2015-08-03 18:57:03 | 閃き
ガソリンスタンドを経営する地元の同級生と久し振りに話した

彼は高校まで全て同じ学校という所謂竹馬の友という存在である

余りにも暑い毎日に嫌気が差していたので、これは何とかせねばならないと、忙しい仕事をお休みして彼のガソリンスタンドへ洗車に行ったのだ

私のジンクスの1つに、彼のガソリンスタンドで洗車をすると必ず雨が降る

洗車の間の短い時間だが面白い話を聞かせてもらった


彼は商工会議所の会員で、商業部会の部会長を務めている

今年、全国的に話題になっている地域振興の地方補助金の用途の中に商品券があるので、我が市もプレミアム商品券を発行する事になった

市の担当者と商工会議所の担当者などで構成された実行委員会に所属し、どのようにして発行、販売、実行して行くのかを検討したようだ


我が市のプレミアムは20%で1万円で1万2千円分の商品券が購入出来る

これに、子育て支援だとか、地域ボランティアなどにも優先発売したり、無償支給したりと独自の方法をとっているようで、発売してあっという間に完売となったようだ

我が家が購入したかどうかは知らないが、おそらく妻と長女の事だからしっかり購入していると推測している


彼は自分が実行委員の役員の立場であるからなのか、全国の商品券に関するニュースに詳しかった

それは彼が責任者として行う情報収集の結果なのだろうし、同じ様な問題が起こらないかという心配からなのだろう

いちいちニュースは書かないが色々な問題が起きているのには正直驚いた


手持ちのお金が2割増えるのだから、願っても無い制度だと誰もが考えているのだろうが、私は首を傾ける

そのプレミアム分は全て税金であるということと、一過性の効果だと言うことだ

消費が動くように呼び水的に有効なのだそうだが、お金を用意できる方々が得るもので、資金に余裕の無い世帯は恩恵がゼロ若しくは少ない

商品券を購入するという行為が出来る人なら良いが、行列に並ぶ事が出来ない世帯はどうしようも無い

高速道路無料の恩恵が車に乗ることが出来る人に限られたように、今回も隅々までとは行かないものだ

それは市や国の援助が無ければ実行することが出来ない制度である事が問題だと思う

いずれにしてもこういった制度が景気回復に有効であって欲しいと願うばかりである


ジンクスとは神秘的なもので、本当に夕立がやってきて今宵は少し涼しくなっている

これが私のお陰であると決して口外できないが、プレミアム商品券以上に地域の方々に貢献できたのでは無いかと自負しているのだ