閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

TPP

2015-08-04 07:35:31 | 閃き
先日開催されたTPPの会議において、結局各国の同意が得られずに散会となってしまったとニュースで報じていた

担当の甘利大臣も予想していなかった結果に、記者会見でも覇気が無く感じた

安倍首相も落胆したと報じられ、政府も可なり期待していたことがうかがわれる


しかし、個人的には甘利大臣を始めとする日本政府は健闘している様に感じた

交渉とはどの国も自国に有利にする方向で行うもので、当然相手国にすれば不利に働く事になる

その折り合いを付けるのが交渉なのだが、双方が歩み寄らねば解決するものでは無い

日本の農業を守りながら、どれだけ輸入を受け入れるか、それと引き替えにどれだけ輸出を有利にすることが出来るか

何度考えても複雑にならざるを得ない


お気楽な経済学者は、いっそ日本の市場を開放すれば補助金に浸かっている農業が危機感を取り戻し、高品質で高価なものでも日本を始め世界各国に拡販することが可能となり、返って日本の農業は発展する、と言っている

もし、これが現実になるとどうだろうか

価格より安全を優先する高品質な農産物は日本だけで無く海外のお金持ちからも需要が高まるだろうけれども、生活に余裕の無い世帯は外国産の少々危険な香りがする安価なものを購入せざるをえなくなる

安全なものを安価に購入出来ている現在とは可なり違ってくるのでは?という不安が生じる


国を代表して交渉に当たる政府関係者の皆様には、安易に妥協せず交渉にあたって頂く事を今後も是非期待したい



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする