閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

有識者懇談会報告書

2015-08-11 07:30:58 | 閃き
終戦である8月15日を前に、広島、長崎の原爆の追悼式典を迎え、戦争に関する映画、戦争をテーマにした討論会が目白押しである

毎年この時期になると戦争に対する考え方を見直しているが、日本という国について客観的に見ることは出来なかった

歴史学者、憲法学者、経済学者等が持つ専門的な知識や分析は我々庶民には知る由も無い

そんな所に何処か埋まらない穴を感じているのが常であった


それが、戦後70年を迎えるに当たって、安倍総理の諮問として「20世紀を振り返り21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者懇談会」がまとめた報告書が公開された

総理官邸の公式ホームページから誰でもダウンロード出来る(日本語と英語)ので読んでみた


日本が戦争に突入していった背景や日本国内外の政治の状況、世界経済と強国の国策など多方面から客観的に分析されて書かれている

更に、日本が過ちと捉えるべき事項(一部解釈が異なり別の意見があった旨を具体的に紹介)や日本が取り組んできた事、求めてきた事を明らかにして近隣各国との問題についても明記している

安倍総理が選出した懇談会メンバーではあるものの、個人的には公平に分析し取りまとめた報告書であると感じた


こういった会のメンバーの中に極端な端寄りの方がいるだけで全く異なる内容になるので、そういう立場の方々からすれば操作された報告書であると揶揄するに違いない

しかし、それならば報告書の内容が公開されているので、どの部分が間違っているのかを指摘すれば良いのではないだろうか

確かに端寄りの意見ではなく中道が正ということは無いが、それ故に多くの日本人や外国の方に読んでもらいたいと思う


国会議事堂の前や沖縄の基地の前で抗議している方達や、何処か日本の政治がおかしいと感じている方達が同じ文を読み、その上で自分の意見を改めてどこが駄目なのかを主張されたら良いと思う

折角の夏休みなので、少しの時間を割いてみて欲しい

コメント
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