閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

正念場

2016-01-14 06:57:21 | 閃き
物事には正念場となる時が必ず来る

来る時期は一定では無いし、来る回数も定まっていない

原因もハッキリしないかもしれない

しかし、現実に正念場は存在する


大手企業と開発に取り組ませて頂いているプロジェクトは3年を迎えるが思うような成果が出せていなかった

もう一歩というところまでは来ているが、そろそろ正念場、おそらく今年中に結果がでなければ開発は中止になると感じている

その原因は幾つかあるが、ここでは記載できないので悪しからず

この他にも別の開発中のテーマがあり、又新たなプロジェクトも進んでいる


「下町ロケット」ではないが、努力をすれば必ず出来る事を信じて担当者達は取り組んでいる

しかし、結果が出せなければ無に帰す為、会社は担当者を変え新たな努力を進める

これも厳しい現実、担当していたものは悔しいだろうが、出せなかった事に対しては反論は出来ない


こんな時、人は出来ない理由を並べてしまう

自分の責任から逃れたいという気持ちの表れでもあるのだが、殆どの場合墓穴を掘ることになってしまう

開発に必要な人材や装置、時間も無いなどと無いものばかりを並べるのは実は理由にならないのだ

開発できる能力が無いとなれば自分で自分を否定してしまうことに繋がる

では、本当に無ければ出来ない時はどうするのか?

その時は大学や研究所、大手企業などに協力をお願いするしか無い

中小企業は社内だけでは無く外部の力もお借りしてでも進めるしか方法は無いのだ


兎に角、それでも正念場はやって来る

大学の教授が長年掛けて発見するという研究とは違って、仕事は納期(タイムリミット)がある

開発する時は良い商売になると考えて開発するのだが、出来た頃には既に廃っていたでは商売にならない

では早ければ良いかといえば、早すぎても売れない

要はタイムリーであることが必要なのだ


正念場の向こうには岐路が待っている

続けるのか、止めるのかという重大な岐路

技術者はいつもこの岐路が来ないように努力をしているといって過言では無い

年度末も近いこの時期

気持ちを引き締めて取りかかるしか無い


コメント
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