閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

普通の人

2016-06-03 07:38:32 | 閃き
世の中、同じ人間なのに冠が付いているだけで凄い人と思ってしまう

確かに、世の中には色々な団体が有り、一般では面会も許されない程のお偉いさんが存在している


ある公益団体の県連総会に何故だか出席する事になった

一度はこういった場所へ参加してみてどんな雰囲気なのか興味があったので、無理をおして参加する事にした

総会の内容は何処も同じで取り立てて違いは無いが、その団体の長と名の付く役職の方々は県内の有名な会社の方ばかりである

総会の後は懇談会、所謂懇親会である


県連会長は某地方銀行の頭取さんである

地元の同級生がその銀行に勤務していたのだが、分け合って中堅企業へ出向となり、現在はその会社の取締役までになっているのだが、先日彼と同席する会が有り頭取の話になった

頭取は我々の1歳年上だが、方や頭取、方や中途で転籍した身分とあっては面と向かって逢うことが出来ないのだろう

そこで、意を決してご挨拶に伺った


頭取と名刺交換を行った後、同級生の事などをお話しすると途端に雰囲気が変わって、気さくに色々と話して頂いた

僅かな時間だったが、人柄なのであろうか和やかな会話であった

そして驚いたことに、懇談会の途中に我々のテーブルに来られて歓談をした


会が終了して会場を出た所でもお会いしたのだが、これから主賓の方々と二次会へ向かうという

ご苦労様であるので、ご慰労を申し上げ失礼したのだが、垣間見たのはごく普通の人であった

考えて見れば、殆どが普通の人である

ただ、現在の立場を鑑みればそれでは済まないし、それなりの実力や人柄が伴っているものであるが、根本は普通の人

お偉いさんと親しくして頂くことなど滅多に無いが、誰しも同じであろうと今更ながらに感じた