閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

時の記念日

2016-06-10 07:27:21 | 閃き
今日は時の記念日

1920年に制定されたもので、当時正確で無かった時計の精度が向上し、日本国民も欧米並みに時間を守ろうというキャンペーンだったという

因みに6月10日は天智天皇が始めて水時計を使用し鐘をならした日ということで、この日を記念日とした


それまでは、日の出を中心に生活をしていた日本

朝日が昇ってから日が沈むまで働いた日本人にとって、時間を軸に仕事をする今日の生活はどう感じたのであろうか

正確な時間が無い為に、時間通りに進む事は難しい

約束も、せめて日にちや午前午後位だったのではないだろうか

律儀な性格の日本人ならではという習慣で、鉄道の時刻は正確であり、営業マンは5分前到着は当たり前である

ここまで来ると世界からは時間に縛られすぎていると指摘される程になっているようだが、まあルーズよりは良いではないだろうか


体内時計が時差の影響を受けないのは、日本人特有なのかもしれない

東南アジア圏内で時差が2時間程度だと、日本時間で起床してしまう

朝5時に起きている私はいつも午前3時には目覚めてしまう

長く滞在すると少しは遅くなるが、それでも2度寝する程度で目覚める事に変わりは無い

日本には四季があり、朝5時の状態も1年では随分違う

日の出が早い今の季節と冬至の頃では全く違っているのだが、起きる時間は同じである


志の輔落語に、子供の時楽しい時間、集中した充実した時間は過ぎるのが早いが、退屈な何もすることに無い無駄な時間は過ぎるのが遅い

しかし、歳をとってあっと言う間に1年が経過してしまうが、楽しい充実した1年だったかと言えばそうでもない

と時間に関する観念の不思議さを噺しているが、真にその通りである


今は時の記念日も忘れ去られているようだが、この日位は時間について考えて見るのも良い気がする

時間と納期は別物なのであるのだが…