閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

イギリスのEU離脱

2016-06-25 07:15:44 | 閃き
遂にイギリスの国民投票によってEUから離脱することが決まった

この結果を受け、イギリスのポンドは下落を続けている

日本の報道各局でも特集を組み今後どうなるのかを予測しているが、いずれにしても歴史的な日となったのには違いない


ヨーロッパ各国はかつての世界の中心として発展した歴史を持つ国々が殆どである

アメリカ、ロシアの大国化で中心が進むと共に衰退し、今は中国が加わってきた

このような状況下で1国単位で頑張っていてもかつての栄光は取り戻せないとヨーロッパ各国が一緒になり世界の経済を含む力の均衡を図ったのがEUである

しかし、ギリシャの経済不安や中東での戦争による難民の流入が引き金となってEU各国の足並みが揃わなくなってきた


大英帝国というかつての栄光を忘れられないのか、EU規制の中での不自由さに耐えきれないのか、不満が噴出したイギリスは国民投票に委ねたのだが、結果は離脱となった

イギリスはスコットランドの独立問題も抱えているので、民族の違いによる考え方の違いも大きな要因なのだろう

離脱することにより自由に慣れる反面、貿易などが不自由になるのは、関税の問題である

EU加盟国同士は関税も無く、自由に物や人が行き来出来るのだが、それ以外は国境警備である

たまたま自動車の工場が多いイギリスに関税が敷かれれば、生産拠点としてのメリットはなく、殆どが生産移転を余儀なくされるので、イギリスの国内生産は激減するかも知れない


しかし、そんな苦難など関係なく自由を選んだイギリス国民に注目である

EU離脱のメリットとデメリットは全て自分たちが受け入れなければならないのだ

先日、18歳の参政権についてブログを書いたが、この事と全く同じ事

一票を投じて出た答えは、良いことも悪いことも受け入れなければならないのだ


直ぐに変化するという激変は無いだろうが、今回の離脱による影響は大きいと言われているので、注意深く観てゆきたい