閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

飲み過ぎたどうでも良い噺

2015-06-20 16:10:06 | 閃き
金曜日から土曜日の休日に掛けて仕事の視察を目的に遠方から2名の来客があり、そのお相手を仰せつかった

その客は既に何度か弊社にいらしているが、今回は宿泊する日程となり当然夕食をご一緒した


翌日も仕事なのでお酒も控えめにしなければならない

担当者の内の上司は大柄で、いかにも食欲旺盛といった容姿、もう1人の部下は若くイケメンで、小泉光太郎似の好青年だ


ホテルに同行し、待ちで有名な食事処へ予約の電話を入れた所、運良く席が取れた

食事処までは歩いて10分程、丁度良い運動になる


食事処へ到着すると、入り口にはなんと「予約にて満席」の看板が出ているではないか

やはり人気の店だけあって、既に満席状態なのだ

担当者達はその看板を見て大変驚いたようで、人気店に案内された事でつかみはばっちりだ


さあこれからだと飲み物を聞くと、大柄の上司はお酒が一滴も飲めないとのこと

その代わり、イケメン君はお酒大好きとのこと

スタートでこけた感じになった

酒が飲めないと言うことは、食事で満足させねばならないから厄介なのだ


メニューの中から地元食材に拘ったものを選びどんどんと食べさせた

若いイケメン君は酒が好きと言うだけあって強いし食べる

私は、箸を進めずに呑んでばかりになった


一通り食事が終わった頃、大柄の上司が女性のいる店に行きたいと言い出した

お酒が飲めないのでしらふであるが、ハッキリ切り出されると嫌とは言えない

仕方なく、田舎だからと同級生が経営しているお店に行った


お客二人は若くも無い店の女性相手に色々お喋りして楽しそうだった

私は、それを眺めながらハイボールを呑み込んだ


暫くすると、同級生のママから差し入れだの何だのと新たな酒が運ばれてくる

いよいよやばい状態になってきている


時計を見ると11時を回っている

ふらつきながらホテルまでお送りして、家に帰り着いたのは12時を回っていた


それでも朝はいつもの時間に起きて、いつも通り7時には会社へ出社したが、流石に気持ち悪かった

部下達と仕事をして、ようやくお昼頃には気分も良くなってきた

遠方の担当者達は、視察も満足した結果でそのまま帰って行った


今日は流石に酒を呑まない夜になる事間違い無い



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毎日がドッキリ 全米OP

2015-06-18 06:27:28 | 閃き
ネットのニュースに今週18日から開催される全米オープンの開催コースが前例の無い特異なコースだと紹介していた

このコースはワシントン州のピュージェット湾を望む海沿いのコースで、全英オープンのセントアンドリュースの様なリンクスコースのようだ

リンクスとは、簡単に言えば海沿いの丘陵に作られていて風が強く、風を遮るような木々も無いところで、1日の内でも風向きや気温など激しく変化するまさしくゴルフの発祥時代のゴルフ場の事を言う


ニュースによれば元々採石場の上に作られたコースのようで、フェアウェイの芝もグリーンの芝も同じフェスキュー芝なので、境が判りにくいそうだ

更に、採石場の跡地なのでグリーンの起伏も大きく、ボールがどの方向へ跳ねて転がるかも判らないという

更に、数十メートルという高低差があり、極端な打ち上げ、打ち下ろしがある

それに加えて、前述のリンクス特有の風や気候の変化がある為、参加選手達からは不満の声が挙がっているという


そしてもっと驚くのが、その日のティーグランドの位置(第1打目を打つ場所)によっては規定打数が変化する

詰まり、今日はパー4だったホールが明日にはパー5になったり、その逆になったりする事があるということだ

各ホールの規定打数は概ね距離によって決められているので、多少のティーグランドの違いで変化することは無いが、それが変わるというのだから、ものすごい違いがあると言うことだし、変更されるティーグランドもただ前後に移動して距離が変化するのでは無く、左右にも移動しているらしく、全く別のホールになることさえあるのだそうな

各ホールのカップの位置やティーグランドの位置は協議委員長によって決められる為、複雑にしようと考えられれば何通りでも出来てしまうようだ


この記事を読んで、今までのゴルフコースで、これほどフレキシブルにコースレイアウトが変更できるコースは聞いたことも無いので、
私にとっては楽しみなのだが、1打に命をかけるプレーヤーにとっては命を削るカンナみたいになるだろう

毎日録画して保存版にしなくてはならない

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風土

2015-06-17 06:27:19 | 閃き
地元の中学校の評議員会に出席した

今年は私を除いた全員が新人さんである

10年近く居残っているのでそろそろ辞退したいのだが、高校の同級生が校長として赴任してきたので辞められなくなった

これで、彼が勤める期間はお付き合いする必要が出来てしまった


いつもの様に各学年、各クラスの授業参観を行う

手前味噌だが、我が母校は本当に素晴らしい学校で、建設から20年も経過するので外観も内装も新品同様に美しい

日頃からの生徒達の掃除が徹底されているかを物語っている


入学から3ヶ月目に入った1年生達もようやく中学生活に慣れてきて落ち着き始めているように感じた

担任教師の教える授業では、先生との関係が上手くいっていて、大変和やかで且つ、レスポンスよく進んでいたので、評議員全員感心した


最近では積極的に行動を起こす生徒が増えてきていて文武に活躍するものまでいるようで、生徒が取り組みたい分野について活躍する場所を先生方がちょっと後押しするだけで驚く程才能を発揮してしまう生徒までいるとの報告を聞いて、先生方の今までの努力の積み重ねが遂にこの高見に至ったという感慨に浸った

継続は力なり

今年、就任した新しい評議員さん達の新鮮な驚きも事実であるが、長い歴史の中で徐々にその変化について見させて頂いてきたものを生意気であるが述べさせて頂いた


保護司を長く務めて頂いてる方や、民生委員の経験者などなど新人といえども各方面においては第一人者ばかりで、私などひよっこに過ぎない立場であるが、伊達に長年勤めてきた訳でも無い

校内が荒れ、イジメや暴力、犯罪なども起こった過去の時代から、誰が現在の状況を予測出来たであろうか?

良い子供に育てて行きたい、その為に良い学校にしなければならないという強い気持ちを持った先生方の連綿としたご努力が今では風土と無い定着してきたと生意気な発言をした


生徒を思い朝6時から夜は9時10時まで学校で授業の準備をする先生達の気持ちがこの学校には詰まっている

綺麗な校舎で、延び延びとした勉学にいそしむ生徒を見る度に、暖かな気持ちにさせて頂いている


少なくとも、我が家に同様の風土を作りたいものだと考えながら家路についた
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タイミング

2015-06-16 06:31:02 | 閃き
物事には丁度良いタイミングというのがある

以前、「天地人」という言葉が流行ったが、「天の時、地の利、人の輪」という重要なポイントを指した言葉

その「天の時」がタイミングである


梅雨だというのに夏のような暑さで何処かで水分補給しなければと考えていた時、目の前に喫茶店を見付けて思わず飛び込み冷たいコーヒーで一息ついたなんて事は数多く経験している

偶然飛び込んだその喫茶店に、これから訪問しようとしているお客様の担当者を見付け、バツの悪い顔を見合いながら丁度良いからと、そこで商談をし成約してもらったなんて事もあった

急な外出で仕方なく自家用車で客先に出向き、帰社した後帰宅しようとした時、夕立に降られ困っている可愛い女性社員を駅まで送ったなんて事もある


これらのタイミングが全て良い方向へ働けば苦労は無いのだが、逆に働くとこもある

些細な事のようだが、ちょっとした違いが大きく結果を左右することもあるようだ


得意先の社長に、ほぼ1日お供して外回りをした後、駅までお送りしてホッとした途端疲れが溢れ出した

考えてみれば昨日からのほぼ二日間、緊張の中にいた


会社へ向かう途中、美味しい喫茶店に導かれるように入店し、お薦めのコーヒーを啜ると一致に疲れが流れていった

会社には申し訳ないが、時差休憩とさせて頂いた


会社に到着して、いつもの様に書類の整理をしていると、いつもの時間になっていた

見渡せば社内には誰1人居ない

会社の通用口を出る時、セキュリティーをセットした時、胸ポケットに何か入っているのに気付いた

みればチョコレートの包みだ

これは、あの喫茶店のコーヒーに付いていたお茶請けなのだ


胸ポケットから取り出したチョコレートは、我が体温で溶けて片方へ沈むようになっている

柔らかな袋の感触を指に感じながら、折角のチョコレートがこれでは台無しだと肩を落とした

家の冷蔵庫へ入れて固めてみても、ちっとも美味しそうに見えないであろうチョコレート

何事にもタイミングはあったと自覚した

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世代交代と合理化

2015-06-15 18:04:18 | 閃き
行きつけの理髪店に息子さんが入店したのを契機に内装を心機一転してリニューアルオープンした

店内の設備も親爺と息子さんでは仕様が違う

壁に設けられた大きな鏡は同じだが、洗髪のシンクは仰向けに出来るもの

それを親爺は下向きに客を誘導して洗髪する


カットや髭剃りは同じだが、何だか早くなった気がする

後でじっくり振り返ってみると、今まであった工程の中に無くなったものがいくつかある


一つはカットし終わった後の髪のケア

栄養剤を頭皮に揉み込んだ後、器具を遣って暖めていたが、これが無くなった


髭を剃った後、耳掃除のサービスがあったが、これも無くなった

それと顔の汚れを取るマッサージ(器具で行うもの)も無くなった

最終的に髪を整えたあと、軽い整髪料で整えていたがこれも無くなった

従って今までは優に1時間は必要だったのだが、今回は1時間を切っていた

合理化したのには理由があるに違いない


同時に始めた場合、圧倒的に息子の方が早く終了する

同じ料金で、これだけ時間が違えば問題になると考えたのだろう

だから親爺が行っていたいくつかのサービスを廃止したのだろう


廃止された頭皮や顔のマッサージは実は個人的には嫌いでは無かった

耳掃除に至ってはこんな気持ちの良い耳掃除は無いとさえ考えていたのだ


いずれ親爺から息子に代替わりして、息子に面倒をみてもらう時が来るだろうが、本心は親爺のサービスを継続して欲しいのだ

その内、あの気持ちの良いカミソリで髭を剃ってもらうのも、使い捨ての切れ味の悪いT字カミソリになるのかと思うと憂鬱になる

これも仕方ない事なのであろうか


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