閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

大寒過ぎましたけど

2016-01-26 07:22:54 | 閃き
先週の21日は二十四節季の大寒だった

1月6日の小寒から2月3日の節分の間の30日間を寒の入りというが、その中間点を大寒と言い最も寒い時期である

振り返れば今年は暖かいと言っていたが、節季通りになっている事に今更ながら驚かされる

今週末から徐々に気温も上がってくるというので、正しく新しい年に向けて進んでいる様にも感じる


暦の一年は節分から始まる

徐々に春を迎え、芽吹き、新緑に包まれる

この時期はまさにそんな春への期待が膨らむ季節と言って良いのだ


昨日の朝は本当に寒かった

気温も今シーズン最低では無かっただろうか

場所にもよるのだが、雪が少ないこの地方はその分気温が低下する

大雪にも閉口するが、気温低下も厳しい環境

ベトナム人の若者は耐えきれずに電気毛布を愛用しているとか

確かに部屋全体を暖める暖房器具は費用がかかるので、ピンポイントで暖める電気毛布は打って付けである

子供の頃の電気毛布は掛け毛布だったが、最近では敷き毛布が主流なんだろうと推測する

我が家では今は使用していないので詳しくは判らないが、背中からじんわり暖めるとぐっすり眠れる気がする

工場勤務の彼らは下着も厚手の叔父さんタイプのものを使用している

寒さ対策には色気は無用、やせ我慢も無用なのだ


朝の工場巡りの時に声を掛ける内容も寒さに関する事が多くなっているが、先輩女性のいる部署では寒いは御法度

「涼しいね」と言わねばならない

暑い時に「暖かい」というのと同じで、言葉を換えるだけで少し和らいで感じるから不思議だ


これから段々と暖かくなってくると、こんな会話も無くなって行くので、今の内だと毎日同じ様に会話をしようと考えている

こんな心の余裕は、直ぐ先に暖かくなる兆しが待っているからであって、先が見えないならばそんな余裕はあり得ない

今日も笑顔で「寒いね~」を伝えよう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

考えるには言葉が必要

2016-01-25 16:47:51 | 閃き
週末に行きつけの床屋さんへ行った

最近、息子さんが入店し、若者感覚を取り入れたリフォームを行ったので、店内は今風のお洒落な雰囲気になった

これでは床屋さんよりもヘアサロンか美容室、一体何と呼べばよいのか迷う…


髭を当たってもらいながら世間話になった

最近の若い人達は意外と真面目だし、人の意見もキチンと聞くけれど言葉を知らないので説明がヘタクソ、口先だけなど相変わらず若い人に辛口なコメントが並べられる

確かに会社にいる若者は素直に人の話を聞くし、意見にも従ってくれる印象があるが、自分の考えを言わせるとつっかえてしまう所があると、蒸しタオルの下で頷いて聞いていた

たまたま若いお客がいなかったのだが、もしそこに居れば気分を悪くするに違いないが、店内は若返ってもお客が古ければ話す内容はそのままになる

髭を当たった後に背もたれを起こしてもらって私の順番だと一言申し上げた


先日の講演会で講師が話していた事だと前置きして

その講師は考えるには言葉が必要だと言っている

どんな人間でも考える為には言葉が必要である、試しに言葉を使わないで考えて見てくれと投げかけた

腹減ったな、とても美しい花だ、全く頭にくる輩だ

私も何度か試みたが、言葉を使わないで考える事は出来なかった


家の2歳半になる孫が最近いきなり沢山の言葉を覚え、行動と言葉が一致する様になってきた

言葉が理解出来ない赤ん坊は唯々泣くことしか出来ない

しかし、言葉を覚えると同時に考える事が出来るようになったので、好きや嫌い、欲しい要らないなど自分の意思を他人に伝えられるようになって来た

孫はどんどん言葉を覚えながら考え、そして自分の意思を口から伝え、考えに沿った行動を取る

未だ理屈が及ばない所があるので、何故だか理解出来ない所もあるのだが、説明出来る言葉が備わった時には理解出来ると感じている



この事を冒頭の話題に当てはめるとピッタリと一致するではないか

最近の若い人は「説明する言葉を知らない」ので説明出来ないということは、言葉が無いので考えられないのである

考えられないから答えられないのである

至極単純な法則であるが、妙に腑に落ちた事である

ひょっとしたら老人の呆けは言葉を忘れた為に考えられなくなっているからなのかもしれない

本を読めと言うことなのである



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元気をもらった

2016-01-23 07:31:00 | 閃き
大手得意先の新春の会が開催された

毎年楽しみにしている会でもある

その魅力の1つは記念講演会で、毎回面白い講演が楽しめる

今回は何事もポジティブ思考で行こう!という内容のもの

理論めいた事も話すのだが、1つの側面から見たよい点をクローズアップして考え方、捉え方として纏めたものだろう

内容は何処かで聞いたことがあるという部分を継ぎ接ぎしているようだが、色々学んできた事の中で結論付けた印象だ

私が学んだ時には「長所進展法」と呼んでいた記憶がある


講師の評価は別にして、その内容は素直に共感できた

知らず知らずネガティブになっている部分が自分の中に存在しているのだ

そうは言ってもつい出ちゃう愚痴

こういう愚痴が知らず知らずに蓄積してネガティブ状態に陥って行く

振り返ってみると正しくそういう自分に気が付いたので、早速直すことにした


以前は当然の事のように行ってきたことで、座右の銘でもある「念ずれば花ひらく」に通じている事

人間は代謝や反射行動以外では頭で考えた事以外は行動出来ないという考え方が元になっている

兎に角笑顔が必要で元気が必要であり、そして笑顔を作るには心を緩やかにする事が必要である

丁度、以前遠くの町で偶然に訪れたライブハウスに出演していた女性ジャズシンガーが会場近くのライブハウスに来ることをFBで知っていたので、懇親会を早々と抜け出して観に行く事にした

ライブハウスは徒歩で20分弱の所、地下鉄で一駅の場所である

歩きながら予約の電話を入れ、冷たい風に耐えながら懸命に歩いた


小さなライブハウスは控え室も無いらしく、店内に入ると出演者が脇のテーブル席でスタンバイしていた

未だ、客も少なく運良く一番前の席に座ることが出来た

店のママさんから、この席はシンガーの「唾かぶりの席」というのよ、こんなに近くで見られることは無いでしょ?と期待を高める言葉をもらった


ライブは楽しく、心にジャズの気持ちよいアンサンブルが入り込んできて、女性シンガーの歌声が心を更にほぐしてくれる

いつしか自然と笑顔になっていた

ライブは2回予定されているが、入替は無いので途中休憩を挟んで楽しめるのだが、帰りの時間もあるので、後ろ髪を引かれながら1度のステージでお暇する事にした


元気をもらった
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街道を歩く

2016-01-22 07:28:02 | 閃き
経済団体の賀詞交換会に出席した

国会議員の先生達は会期中という事もあり代理だったが県会、市会議員の先生方、市長や公官庁の役職者、金融機関の役員まで幅広い来賓と団体の主な役員などが一同に介して新年の挨拶を行うのだが、こういった集いは名前を変えて色々あるだろうが本人出席が多い事から重要視されているのだろうと思う

当然、懇談中は席を立って主だった方々にご挨拶を行うのだが、久し振りにお会いする方もいて楽しい懇談が出来たと思う

会の後、ある役員から2次会に出るように言われたので少しだけ参加することにした

2次会場の隅に座っていると近くの会社の社長さんと奥様がいらしたのでご一緒させて頂いた

今回はその奥様のお話である


奥様の趣味は街道を歩く事だそうで

家から遠く離れた中山道を実際に踏破し、今は東海道に挑戦中だとか

その方法とはお話しから想像するに、先ず新幹線に乗って東京駅から日本橋へ電車で行く

そこから旧東海道を京都に向かって実際に歩き、ある程度歩いたら、そこから電車に乗り東京駅から自宅へ帰る

そして、再び東京駅から前回中断した地点まで電車で行き実際に歩く、という方法をとっているようだ

これは四国八十八箇所のお遍路さんのやり方を真似ていると思う


何故最初は中山道だったのか訊ねなかったが、おそらく若い内に堅牢な街道を終えておきたかったのでは無いかと想像する

そして中山道の踏破に要した期間は何と3年半だとか

何とも早、根気の要る事だろう

体力と財力に気力も必要な異業であるという

現在は東京から静岡辺りを歩いていると爽やかな笑顔で話されたのが印象的だった


因みに奥様は毎朝3時半に起床し、旦那さんに4時に朝食を摂らせているという

社長は5時には会社に出社、社員は6時には会社に来て、勉強や掃除、仕事の段取りをしているそうな

最近はトイレ掃除に嵌まっているという


人生は1度きり、色んな人生があるが奥様のような趣味は聞いたことが無かった

勿論1人きりで歩いている事を付け加えておく

こういった会に参加しなければ知り得なかった事である

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽しい会食

2016-01-21 12:46:48 | 閃き
隣町に全国でも人気の料理屋があるのだが、高級なの上に予約が4名以上なので中々行くチャンスに恵まれなかった

勿論家族で行く事も出来るのだが、高額なので出費は痛い

妻に相談すれば、そんなお金があったら別の事に使った方が良いと一蹴されるに違いない

そこで若い時に入会していた経済団体当時の後輩達にお願いする事にした


彼らは頻繁にこの料理屋を利用しているのだが、その様子をFBで見かけたので、1人の後輩にもし近い内に行く事があったら私も連れてって欲しいとお願いした

後輩は快く?了解して具体的な日にちを決め連絡してくれていた

こんなチャンスは滅多に無いと、同期の友人にも声を掛け2人で行く事になった


無理をいって参加させて頂いたのだが、当然先輩である我々を末席におく訳にもいかないので、年齢順に座らせて頂いた

今宵ばかりはと酒も控えて珍しい料理を楽しんだが、彼らが進める酒やワインを飲み過ぎる羽目になった

先輩面して偉そうな事を言うつもりも無いのだが、次第に熱く語ってしまっていた

翌日の朝、幹事役の後輩にお詫びのメールを送ったが、暫くはお願い出来ないだろうと反省している


しかし、そんな雰囲気なので面白くない筈は無い、否、楽しかった

隣の席の後輩には申し訳無かったが、本当に楽しかった

日頃話すことの無い人達との会話はある意味新鮮なのだ

無理矢理お願いしたのだが、会費も割り勘にしてもらって、先輩の立場も無くなったがそれでも楽しかった


年を重ねると我が儘になったり周囲に迷惑を掛けても気付かず楽しむ様になるので、嫌われるのではないかと反省している

酔って本性を出さない様にしなければ本当に嫌われそうだ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする