さて、昨日に引き続き庭の草花をUP。
「小判笹」・・・前回UP時は稲の穂のように細かったものが段々と平べったく大きくなった。
小判の形になってきたが、秋になると黄色くなってそれこそ小判色になるのだろう。
「アベリア」・・・繁殖力も強いし花も長い。
「メランポディウム」と言うそうな。・・・判らなかったので詳しい人のサイトで見つけた名前。
放っておいても、毎年芽を出し花が咲く・・・生命力旺盛の外来種。霜の時期まで咲く。
「ゼラニュウム」・・・イタリアかどこかの作家にゼラニュウムという短編があったがあれは佳かった。
年老いて都会の息子に引き取られて同居することになった父親が、向かいのアパートに住む青年の窓辺のゼラニュウムの扱いがよくないと説教をするところが面白い。
かたくなに守ってきた老人の価値観がどんどん壊されていく。
窓辺の風景を眺めることだけが生活になってしまった老人の寂しさと妥協の日々がゼラニュウムに託されて淡々と綴られる。
「深いことを、さらりと・・・」短編はいい。
そしてゼラニュウムはヨーロッパの古い町にこそ似合う。