梅雨の終わり頃から咲き始めた金柑の花が、また何度目かの開花を迎えている。
長期間咲いているわけではなくて、時期をずらしながら咲いていて、たしかもう4度目くらいになる。
ミツバチや蝶それに小さな虫たちはその都度花から花へとグルグル回って密を吸う。
多分一回の開花では、失敗すると見込んで数次に分けて花を咲かせ受粉の確実を期しているのだろうと勝手に思っていたのだが・・・。
もし最初の開花で結実したものがあれば、今の時期のものとは一月以上の差があるので、実の大きさも当然変わってくる。
台風などの強風や天候の問題などで一気に被害を及ばないように、実の成長度合いにも時間差を設けているのかもしれないと思うに至る。
だとしたら、植物の種の保存への執念も相当なものだ。
植物の方が問題を深刻に捉え、生き残りのための布石を怠っていないようだ。