葉物野菜のシーズン

　虫もおらず、厳しい寒さにも少しだけ余裕を貰ったこの時期が葉物野菜のシーズンである。
　十種類くらいの野菜の種を蒔いたものが、一斉に芽吹き双葉から本葉に成長しつつある。
　どうやら畑らしくなって、配偶者もニンマリしている。
　もう少し大きくなったら、間引きをするつもりである。
　もちろん間引いた野菜は、一夜漬けになったりお浸しになったりみそ汁の具になったりと、手を変え品を変えて延々と食べ続けられることになる。
　
　もう何年か前に植え替えたままで、すっと同じ場所で頑張っているのは「ネギ」である。
　必要な分だけ上部を切り取って持ち帰るので、残った切り株からどんどん新芽が伸びて現状になってしまう。
　
　最近はだんだん菜園まで取りに行くのが面倒になって、10株ほど庭の隅に植えたので更に手近になって、取りに行く頻度が少なくなった。
　時々健康食品のセールスの電話があり、野菜摂取量の少なさを補うために野菜ジュースをと勧められるので、この前ドックで野菜は十分摂取されているので、肉やご飯も食べてくれと指導されたと言うと、たいがい諦めてくれる。
　以前は朝食はパンばかりだったが、ここ数年毎日みそ汁・納豆・バナナを欠かしたことがない。
　自家製の野菜が沢山採れるシーズンの到来は、誠に喜ばしい限りである。

　さて晩秋を迎えて一句・・。
　「お湯割りにして胃袋も衣替え」