昨日「川の上流端」のことをブログに書いたのだが、不思議なことに今朝届いた町の広報誌の中に、この川に関する記述があって、河川の改修や河川そのものの名前の変更の歴史的な記事が載っていた。
普通ならさっと見逃すささやかな記事なのだが、不思議な川の上流端という標柱に関して書いたばかりなのでイヤでも目についたというわけだ。
求める意思があれば、情報は向こうからやってくるという好例だといえないこともない。
およそ記事の内容は、私が昨日想像したものに近いないようだった。
ちょっと得意な気分になったので、書いてはみたものの特にそれ以上の話には進展しない。
少し川下に町の交流センターがあって、体育館やグラウンドそれに図書館併設の交流施設がある。
子供の遊具もあって子供達が楽しそうに遊んでいた。
3人の大人が付きっきりで面倒をみていたので、どこかの保育園かなにかの子供達だろう。
せっかくなので、本を借りることにした。
「孤独な天使たち」ニッコロ・アンマニーティ著 中山エツコ訳 2013年2月河出書房新社刊
138pの中編だがなかなかいい。
ローマの閑静な高級住宅街に住む14歳の少年を主人公に物語は展開する。
父母との関係、馴染めない学校での友達との関係、そして同級生の生態を模倣しその中に紛れる努力をしながら日々学校生活をおくっている。
同級生から冬休みにスキーに誘われたと偽って、自宅の地下で自分だけの世界に浸っていたとき、異母姉が不意に現れこれまで最も避けていた種類の人間と共に時間を過ごすことを強要される。
多感な少年の心の内を細やかに観察して見事に描き出す。
遊具で無心に遊ぶ子供達を見ていると、この純真無垢の子供達のこれからも、成長の過程の違いで変わるのだろうかなどと、妙な感慨が湧く。
しかしふと、こうも思う。今現在無邪気に遊んでいるかに見える幼児の胸には、すでに皆に合わせようとする擬態の芽吹きが有りはしないか・・・と。
そして多かれ少なかれ、その能力が無ければ社会で生きて行くことは難しい。
では一句。
「悠々と下り上手が生き上手
普通ならさっと見逃すささやかな記事なのだが、不思議な川の上流端という標柱に関して書いたばかりなのでイヤでも目についたというわけだ。
求める意思があれば、情報は向こうからやってくるという好例だといえないこともない。
およそ記事の内容は、私が昨日想像したものに近いないようだった。
ちょっと得意な気分になったので、書いてはみたものの特にそれ以上の話には進展しない。
少し川下に町の交流センターがあって、体育館やグラウンドそれに図書館併設の交流施設がある。
子供の遊具もあって子供達が楽しそうに遊んでいた。
3人の大人が付きっきりで面倒をみていたので、どこかの保育園かなにかの子供達だろう。
せっかくなので、本を借りることにした。
「孤独な天使たち」ニッコロ・アンマニーティ著 中山エツコ訳 2013年2月河出書房新社刊
138pの中編だがなかなかいい。
ローマの閑静な高級住宅街に住む14歳の少年を主人公に物語は展開する。
父母との関係、馴染めない学校での友達との関係、そして同級生の生態を模倣しその中に紛れる努力をしながら日々学校生活をおくっている。
同級生から冬休みにスキーに誘われたと偽って、自宅の地下で自分だけの世界に浸っていたとき、異母姉が不意に現れこれまで最も避けていた種類の人間と共に時間を過ごすことを強要される。
多感な少年の心の内を細やかに観察して見事に描き出す。
遊具で無心に遊ぶ子供達を見ていると、この純真無垢の子供達のこれからも、成長の過程の違いで変わるのだろうかなどと、妙な感慨が湧く。
しかしふと、こうも思う。今現在無邪気に遊んでいるかに見える幼児の胸には、すでに皆に合わせようとする擬態の芽吹きが有りはしないか・・・と。
そして多かれ少なかれ、その能力が無ければ社会で生きて行くことは難しい。
では一句。
「悠々と下り上手が生き上手