カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

震源地の日常

2016-05-09 10:00:05 | 熊本地震
 我が家の方に倒れるおそれのある隣家の傾き具合は、関心の最高順位に位置する。

 
 (傾いた隣家)

 一応手前の鉄柱と遠方の電柱を同一線上に見通したときに、建物のタイルのつなぎ目の何本目と一致しているかを点検するのが日課になってしまった。

 ここ3週間くらいでは変化は無いように見受けられるが・・・。

 
 (季節の花と倒壊したご近所)

 残った庭の草花は顧みられる事も無くヒッソリと花を咲かせているが、その遠景には倒壊した近所の屋根だけが設置された応急の野外トイレより低い位置に見える。

 家のすぐ前の道路はヒビ割れたり段差が出来たりしていたが、応急的に復旧し車が通る度にガタガタと揺れ、震度2程度の地震なら一日中体感している感じになっている。

 庭に咲いた日常生活の花の先に、有って欲しくない非日常が展開している。

 やがて、家の傾き点検や荒廃した風景の中での生活が日常になってしまう予感がする。

 瓦礫の処理は半分終わったが、また新たな瓦礫が発生しそうな不安定な生活は当分続く。

 
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コメント
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