カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

熊本城野鳥園(その2)

2018-01-24 19:45:27 | おでかけ
 先日、サザンカの落ちた花びらを撮す目的で熊本城の端にある野鳥園を訪ねたときのこと。

 

 日光を背にしたり、逆光で撮してみたりと技術も無いのにいろいろやっていたら、鳩が一羽フレームに収まってきた。

 

 馴れ馴れしくどんどん近づいてくる。

 鳥など普通遠くからズームを効かせたりして撮すのだが、この鳩は直ぐ目の前にトコトコ歩いてきた。

 鳩は群れている場合が多く、少なくとも複数でいるのを日常は見かけるものだ。

 一羽で行動するとは見上げた鳩だ。

 やや薄暗い森の風情のある一角に木漏れ陽が射していて、そこだけがクローズアップされている場所があった。

 

 真紅に色づいた蔦が大木に沿って伸びていて、さもこの木が紅葉しているかのように見えた。

 木漏れ日のスポットライトを浴びて、千両役者の風情を漂わせている。

 野鳥園というネーミングと、サザンカの花びらと、野鳥と言うには馴れ馴れしすぎる鳩と、そして真っ赤な蔦。

 見事なまでに、何でも有りの野鳥園を後にしながら、相方の「あれ?妙な所に石段が・・・」という声につられて振り向くと・・・。

 ホントに妙な所に妙な石段があった。

 

 とても古い感じの石段で、上の方は通行不能になっている感じもする。

 地震の影響も考えられるので、探索については次の機会にゆずることとする。 

 相方が城好きなので、天空の城をはじめ各所の山城も廻っているが、お城は古いほど厳しい階段が多いものだ。

 狭すぎる石段の足幅とか、広すぎて3歩くらいかかる石段とか、とかく城の石段は意表をつく。

 天守閣や櫓の階段などはその勾配の度合いや、一段一段の高さなど昔の人の体型や服装を思うに首を傾げたくなるほど危険に満ちている。

 多分、長い城の歴史の中には石段に躓いたり、天守閣の階段で足を踏み外して怪我をした者もいた筈だ。

 歴史書の何処にも残らないが、沢山の日常の出来事の積み重ねが歴史なのだろう。

 「歴史にも細かな事情あった筈」


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