九州・山口の祭りの祭典が、市内の繁華街を中心に催されているらしい。
例えば、博多の山笠とか唐津くんちとか・・・。
県下のものでも、火の国祭りのおてもやん、天草のハイヤ、玉名の大俵曳き等々。
これだけの祭りが一か所で見られればこんな結構な話はないと午後から出かけてみた。
降っていた雨も午後には確率が低くなる予定だったのだが一応傘を持って家を出た。
バスに乗り込む頃からぽつりぽつりの雨は引っ切り無しに降り始めた。
バスを降りてアーケードを歩き、青の歩行者信号に従って渡り始めたところで、雨が降っていることに気が付いた。
あれ?傘はどうした?と自問自答した結果、バスの座席の横に畳んで置いたまま降りたことに気が付いた。
スクランブル交差点でバスはまだ信号停車をしている。
運転席側のバスの降り口ドアをトントンとノックすると、運転手がドアを開けてくれた。
「御免!傘忘れて降りてしまった」と運転手に言うと、私が座っていた席の女性が「傘でしょ!ここに有りますよ」と瞬時に答えた。
バスのドアが開いてから、お礼を言いながら降りるまで10秒~15秒くらいで、歩行者用信号でバスが停止したままの状態での出来事だった。
失敗は失敗だが、私~運転手~女性と3者の連携が極めて良好で、八方まるく治まった。
下通のアーケード街に入ると、軽快なサンバおてもやんのリズムが流れ大勢のご婦人たちが踊っていた。

(おてもやんの踊り)
まあまあ楽しそうにと思いつつ、イベントの時間割を知りたくて案内所にいくと、日本語仕様はもう無くなって英語のものばかりになったと若い男性が答えた。
仕方がないのでメイン会場に行くと、折からの雨に傘の花が咲いているばかりでイベントの観覧席は有料らしいのだがこの雨で進行はスムーズとはいい難い状態。
諦めて新しい桜町のビルから全体を写そうと思ったら、2階以上の窓際やオープンスペースの柵側は椅子が並べてあって全て有料、しかも3000円。
濡れた椅子に傘をさして3000円も出して、天候を気にしながらイベントの再開を待つのは嫌なので帰ることにした。
このビルのオープンから間もない頃、帰りのバスが渋滞のため日頃30分ちょっとのところを1時間半以上も掛かったことを思い出した。
皆の帰宅時間と合わせるとろくなことはないので、混まないうちにと雨の中をバスに乗った。
渋滞もなく順調にバスは走り、降りるべきバス停で降りて家に向かって歩き始めたら、雨が上がっているのに気が付いた。

(明るくなり始めた西空)
何ということだろう、多分雨も上がって以降のイベントは予定通り再開され、夜間照明などを使って各地の祭りが繰り広げられることだろう。
さて、私は午後の半日、何をしに町へいったのだろう。
バスの中に傘を忘れ、雨の町を歩き、雨が上がった頃自宅に帰って夕空を見た。
ただそれだけの、お祭り男と相方がつけてくれた異名をもつ私としては、誠に残念な午後のひとときだった。

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例えば、博多の山笠とか唐津くんちとか・・・。
県下のものでも、火の国祭りのおてもやん、天草のハイヤ、玉名の大俵曳き等々。
これだけの祭りが一か所で見られればこんな結構な話はないと午後から出かけてみた。
降っていた雨も午後には確率が低くなる予定だったのだが一応傘を持って家を出た。
バスに乗り込む頃からぽつりぽつりの雨は引っ切り無しに降り始めた。
バスを降りてアーケードを歩き、青の歩行者信号に従って渡り始めたところで、雨が降っていることに気が付いた。
あれ?傘はどうした?と自問自答した結果、バスの座席の横に畳んで置いたまま降りたことに気が付いた。
スクランブル交差点でバスはまだ信号停車をしている。
運転席側のバスの降り口ドアをトントンとノックすると、運転手がドアを開けてくれた。
「御免!傘忘れて降りてしまった」と運転手に言うと、私が座っていた席の女性が「傘でしょ!ここに有りますよ」と瞬時に答えた。
バスのドアが開いてから、お礼を言いながら降りるまで10秒~15秒くらいで、歩行者用信号でバスが停止したままの状態での出来事だった。
失敗は失敗だが、私~運転手~女性と3者の連携が極めて良好で、八方まるく治まった。
下通のアーケード街に入ると、軽快なサンバおてもやんのリズムが流れ大勢のご婦人たちが踊っていた。

(おてもやんの踊り)
まあまあ楽しそうにと思いつつ、イベントの時間割を知りたくて案内所にいくと、日本語仕様はもう無くなって英語のものばかりになったと若い男性が答えた。
仕方がないのでメイン会場に行くと、折からの雨に傘の花が咲いているばかりでイベントの観覧席は有料らしいのだがこの雨で進行はスムーズとはいい難い状態。
諦めて新しい桜町のビルから全体を写そうと思ったら、2階以上の窓際やオープンスペースの柵側は椅子が並べてあって全て有料、しかも3000円。
濡れた椅子に傘をさして3000円も出して、天候を気にしながらイベントの再開を待つのは嫌なので帰ることにした。
このビルのオープンから間もない頃、帰りのバスが渋滞のため日頃30分ちょっとのところを1時間半以上も掛かったことを思い出した。
皆の帰宅時間と合わせるとろくなことはないので、混まないうちにと雨の中をバスに乗った。
渋滞もなく順調にバスは走り、降りるべきバス停で降りて家に向かって歩き始めたら、雨が上がっているのに気が付いた。

(明るくなり始めた西空)
何ということだろう、多分雨も上がって以降のイベントは予定通り再開され、夜間照明などを使って各地の祭りが繰り広げられることだろう。
さて、私は午後の半日、何をしに町へいったのだろう。
バスの中に傘を忘れ、雨の町を歩き、雨が上がった頃自宅に帰って夕空を見た。
ただそれだけの、お祭り男と相方がつけてくれた異名をもつ私としては、誠に残念な午後のひとときだった。

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