四季咲きの真紅の薔薇の花が見ごろを迎えた。
・・・の・・・のバラの花という具合に、「の」を多用した文にはちょっと引っかかるものもある。
が、口ずさむ分にはさほどの違和感はなく、むしろ自然にすらすらと口をつく。
(紅の新芽)
「くれなゐの二尺のびたる薔薇の芽の針やはらかに春雨の降る」という「の」を多用した子規の句がすぐ思い浮かぶ。
中学生の頃の国語の授業で出てきて、すっかり気に入った。
新芽の針に降る春雨も柔らかいが、針そのものも指で触っても柔らかい。
田舎の家の隣の井戸の脇に、野茨のようなバラの現種に近いものがあって、今頃の時期には赤味を帯びた新芽がぐんぐん伸びていた。
ポキンと折って、皮をちょっと剥いて齧ったりした。
美味くはないが、子供たちは野茨の新芽を口にしたりして遊んだ。
いろいろな自然のものを口にしたが、お陰で何が食べられ何を食べてはいけないかは自然に身に着いた。
新芽の親の方の幹には、情熱的な紅バラが開いた。
これは元株が徒長し過ぎたので、選定したときの枝先を別の場所の地面に突刺して置いたもの。
3本挿しておいたら、3本とも根付いて花を咲かせるようになった。
元株の方は、相変わらず沢山の花をつけている。
多分バラを育てている詳しい人なら、選定や花数を幾分少なくしたりして一輪ごとに気を配っているだろう。
植えて20年以上になるが、伸びたら切る、花は目いっぱい咲かすの繰り返し。
選定した枝を挿し木にして、新しい場所に咲き始めたバラの方が綺麗なのはそのせいだと思う。
昨夜からの小糠雨が、紅に伸びた新芽の先のまだ柔らかくてチクリともしない針に降り注いでいた。
子規の句と、春雨と、紅のバラの新芽。
3点セットの「みどりの日」の朝だった。
「春うらら欠伸しながら伸ばす腰」・・・・しろ猫
にほんブログ村
・・・の・・・のバラの花という具合に、「の」を多用した文にはちょっと引っかかるものもある。
が、口ずさむ分にはさほどの違和感はなく、むしろ自然にすらすらと口をつく。
(紅の新芽)
「くれなゐの二尺のびたる薔薇の芽の針やはらかに春雨の降る」という「の」を多用した子規の句がすぐ思い浮かぶ。
中学生の頃の国語の授業で出てきて、すっかり気に入った。
新芽の針に降る春雨も柔らかいが、針そのものも指で触っても柔らかい。
田舎の家の隣の井戸の脇に、野茨のようなバラの現種に近いものがあって、今頃の時期には赤味を帯びた新芽がぐんぐん伸びていた。
ポキンと折って、皮をちょっと剥いて齧ったりした。
美味くはないが、子供たちは野茨の新芽を口にしたりして遊んだ。
いろいろな自然のものを口にしたが、お陰で何が食べられ何を食べてはいけないかは自然に身に着いた。
新芽の親の方の幹には、情熱的な紅バラが開いた。
これは元株が徒長し過ぎたので、選定したときの枝先を別の場所の地面に突刺して置いたもの。
3本挿しておいたら、3本とも根付いて花を咲かせるようになった。
元株の方は、相変わらず沢山の花をつけている。
多分バラを育てている詳しい人なら、選定や花数を幾分少なくしたりして一輪ごとに気を配っているだろう。
植えて20年以上になるが、伸びたら切る、花は目いっぱい咲かすの繰り返し。
選定した枝を挿し木にして、新しい場所に咲き始めたバラの方が綺麗なのはそのせいだと思う。
昨夜からの小糠雨が、紅に伸びた新芽の先のまだ柔らかくてチクリともしない針に降り注いでいた。
子規の句と、春雨と、紅のバラの新芽。
3点セットの「みどりの日」の朝だった。
「春うらら欠伸しながら伸ばす腰」・・・・しろ猫
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます