「新聞を毎朝読んでみな忘れ」という句を作ったことも忘れいた。
情報が使い捨ての消耗品になってしまって久しい。
新聞など資源ゴミの回収対象だから、切り抜きでもしない限り10日くらいしか我が家に滞在しない。
本などは本棚に立てて置けば、読み返すことは可能だからポイ捨てということはしない。
特に祖父は、書物などを先祖の供養の次くらいに大切にしていた。
例えば、友達から借りてきた漫画本でも破れたページを修復したり、綴じた部分が剥がれたりしていれば、糊付けを補強したりしてくれたので、貸す前より立派になって帰ってくると好評で、私が貸してくれと言うと友達は直ぐに貸してくれていた。
祖父の影響が多少残っているらしく、本の処分は断捨離の決行の場合の最大の障害になっている。
ハウ・ツウものは陳腐化が早く処分の対象になり易い。
レッスンやテクニックといった類も同じだが、この二冊はもうちょっと残すことにした。
(「ユーモアのレッスン」外山滋比古著 2004.3第4版 中公新書)
川柳の作句にも役立つし、なにしろ読んでいるうちに楽しくなれるのがいい。
(「必笑小咄のテクニック」米原万里著 2006・2第4刷 集英社新書)
通勤途上のカーラジオでロシアをネタとした、含蓄に富んだ面白い話をいつも聞いていた。
亡くなられたのは残念だが、ハンサムウーマンといえる人だったと思う。
ユーモア・笑いは、ストレートあり変化球有りそしてブラックありでスパイスがきいているものが多い。
情報の大量生産・使い捨ての時代に、その根っこを見詰める眼差しを持ち続けよとおっしゃっているような・・・・・。
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