昨日から天気がハッキリしない。
その前の日に、私が車を洗ったのが良くなかったらしい。
降雨確率はけっこう高いのだが、時々パラパラと降る程度。
相方の要望で昨日は野菜のまとめ買いツアーに出かけた。
我が町と阿蘇の西原村の境界付近に大きな野菜屋があって人気のスポット。
店に向かう途中で、せっかく阿蘇方面に行くのなら黄スミレを見ようと話がまとまった。
店への道を、角度10度ほど左に変更すれば、阿蘇の北外輪山へのミルクロードへ出る。
(北外輪山から阿蘇のカルデラ内を望む)
阿蘇は3月頃から、一斉に野焼きが始まる。
こうして1000年に亘り草原は維持されてきた。
この野焼きの後の黒々とした焼け跡から、黄色い小さな菫が顔を出す。
もう、4月も終わろうとしていて、遅すぎるという相方を説き伏せて、草原をウロウロ。
(黄スミレ)
確かに時期が遅すぎて、周りに緑の植生が目立ち黄色がなかなか見つけられない。
と言うか、完全に菫の時期は過ぎていたのだ。
それでも、中には今頃になってやっと開花に間に合ったという菫もチラホラ。
花も人間も、それぞれ個性があるのだ。
昨年は、北外輪の大観望付近で沢山の黄スミレを見た。
(昨年の黄スミレ)
野焼きが終わって、黒々とした焼け跡から黄色の可憐な花が一斉に顔を出していた。
周りに緑がないので、黒と黄色のコントラストが際立っていた。
遠景にカルデラ内の阿蘇の五岳を入れて、パチリと悦に入っていた。
このイメージが先行して、今の時期を忘れていた。
さて、本来の目的地である野菜購入に向かい、やたら重たい野菜ばっかり仕入れて持たされた。
当分キリギリス状態が続く予定である。
「菫ほどな小さき人に生まれたし」・・・漱石
「雲海の布団で眠る涅槃像」・・・しろ猫
水の国「江津湖」から火の国「阿蘇」へ、この頃ご老体も忙しい。
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