カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

今年初めての螢

2019-05-31 21:30:26 | 日記
 例年だと今頃のは、「螢」が出てくる頃である。

 最も近間のスポットは、町民グラウンド脇の溝である。

 以前はよく歩いたウオーキングの田んぼコースなのだが、この頃は通行止めが多く遠回りをする。

 途中の橋や道路が工事中で、通常の経路では近づけない。

 

 久しぶりに遠回りだが、田んぼの中の農道を歩くと、田植えのための土興しや苗代作りなどが始まっていた。

 

 グラウンドは、ほぼ復旧が出来たものの接近経路のアクセスが悪く、まだ供用には至っていない様子。

 被裏面の補強の鋼材の間から「待宵草」が顔を出し、それこそ宵を待つように咲いていた。

 8時近くなっても、螢は一匹も見えず、目を凝らすとつい「待宵草」の黄色が闇の中で仄かに見えて螢と錯覚する。

 諦めて帰りかけたところで、螢の光が目についた。

 

 たった1匹の螢だったが、サービス満点であちらこちらと飛び回り、去って行ったかと思えば返って来たりして、カメラを手に辺りを螢と共にウロウロした。

 

 一匹の螢に翻弄されている間に、どうやら他にも2匹ばかり光始めた。

 およその位置に向けて赤外線を使用して焦点を合わせようとすると、途端に光を出すのをやめてしまい飛び去ったりする。

 その繰り返しだったが、とにかく光っている部分が映っているので、螢を撮したことにする。

 カメラを定位置に固定して、長時間露光や動画的な写し方をすればいいのだろうが、つい数が少ないので追っかけてしまう。

 

 30分以上も溝沿いの砂利道をウロウロしていたら、あたりはすっかり暗くなって、遠くの国道を走る車やナイターの明かりでどうにか足元が見える程度になってしまった。

 誰もいない一人っきりの蛍狩りは、なんとも勿体ないようなうら寂しいような・・・。

 ただ、毎年お約束の時期と場所で螢との密会が出来るのは、愉快ではあるのだ。

 「冷たさの光で生きている螢」・・・・しろ猫

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