カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

風姿花伝の解説

2014-04-09 09:23:17 | 本と雑誌

  NHKのEテレで100分de名著という番組がある。

 とても面白い番組で、西洋の哲学書から東洋の古文書まで興味は尽きない。

 先日は世阿弥の「風姿花伝」をやっていて、今の世にも通じる考え方に感心させられた。

 大学の入試問題にも出題されていた話を、謡曲の練習中にしたらそのテキスト本はもっているので貸してやると次の練習時に持ってきて頂いた。

 原文も謡曲の世阿弥作を見慣れているせいかそのままでも読みやすい。

 解説がなされているので更に分かり易くなっている。

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 世阿弥「風姿花伝」・・・明大教授:土屋惠一郎(NHKテレビテキスト)

 「風姿花伝」は内容が具体的で分かり易い、情報化社会の今こそ必要な考え方生き方がきっちりと項目別に述べられていてすっかり感心させられる。

 特に「花」ということや、「初心」ということを強く求めている、特に初心は若いときの初心と、成長してその時々に応じた初心、それに年老いてからの初心というように、一般的な初心忘るべからずとは意を異にしている。

 能の鑑賞などの祭、「幽玄」という言葉がよく使われるが、私自身はこの「幽玄」の意味も相当に違って理解していたなと思い知らされた。

 「自分を更新せよ」とは 恐るべし「100分de名著」

 

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シャクナゲの花

2014-04-07 11:18:44 | 日常あれこれ

 新聞やテレビで紹介されるとちょっと出かけてみたくなったりするのは、誰でも同じなんだなと思った。

 昨日、友人から新聞に紹介されていた花を見に出かけたものの、目的地の近所まではきているらしいのに細部位置が分からないので教えて欲しいという電話があった。

 私の古里に近いというのが、地理案内依頼の電話の根拠らしい。

 古里に近いといっても、過去に2~3度訪れたことがある程度で、あまり土地勘のない地域ゆえにこちらも電話を受けつつ、Googleのマップを拡大しての応答となった。

 誘導した先に目的地がなかったら電話してほしいと言って一旦電話を切った。

 やがて目的地に到着という電話と、一日後には綺麗なシャクナゲの写真がメールで送られてきた。

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 満開には少し早くて、咲き始めあり蕾ありという状態だったらしいが、たしかにシャクナゲの花は美しい。

 ただ美しいだけではなくて、「花のある美しさ」と言うべきか。

 花を見て花があるというのはおかしいが、「華やか」とか「艶やか」とか、「豪華」や「絢爛」というのも当てはまらないような・・・ふわっとした暖かい透明感のある美しさとでも言おうか、よく「凛とした美しさ」などという表現を目にすることがあるが、その対極にある「柔らかな美しさ」とでも言っておこう。

 シャクナゲは一山として見るも良し、一枝をじっくり見るも良しの花だと思う。

 さて一句・・・「寝てる間に散っていそうな春嵐」

 とうとう腰痛で桜の満開は見ず仕舞い。

 

 

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小さな胡蝶蘭

2014-04-05 11:52:32 | 日常あれこれ

 胡蝶蘭の花が咲いた。

 取り敢えず、ささやかに一輪ずつ・・・。

 多分2輪は咲いてくれそうな花芽の付き方であるのだが・・・。

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 赤いまだら模様のものは確か4~5年前に一度咲いたことがあるが、黄色のものは今年が初めてである。

 もちろん買ったときは花が咲いていた。2輪ずつだったと記憶する。

 その後何年も咲かないので、花の色についてはすっかり忘れていた。

 買ったのは地方では珍しい「世界の蘭展」が熊本で開催され、それを見に行った会場での即売会だった。

 高いのはン万円もするが育てる自信が無かったので、一鉢1500円ほどのものを買ったらもう一鉢サービスしてくれたものだ。

 Dv00218

(「世界の蘭展会場」当時のHPにUPしていたものを転載)

 洋蘭各種、日本の蘭もいろいろ展示されていて、その展示のスケールはかなりのものだった。

 主催した会社と関係があって初めて蘭展を見に行ったのだが、沢山の人が集まってきているのを見て、世の中蘭好きも多いものだなと感心した記憶がある。

 胡蝶蘭などは温度管理が難しそうだし、まったく自信はなかったので小さいものにして、枯らしたときはごめんなさいのつもりだったのだ。

 つとめて室温を下げないようにしてたのは、蘭のためというより当時飼っていた猫のためだったのだが、家の中でも温度が高いと思われるサイドボードの上に置いていたのが良かったのかもしれない。

 猫が亡くなって2年が過ぎたが、胡蝶蘭は猫の思い出をつれて咲いてくれたのである。

 

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サイタサイタ椿が咲いた

2014-04-03 08:56:27 | 日常あれこれ

 鉢植えの椿が咲いた。

 3年ほど前に岡山の親戚を見舞いに行って、その帰りに土産に貰ったものである。

 管理不十分で何鉢かはもう枯らしてしまい、残った鉢も花芽を付けなかったものもあって、咲いたのは数鉢だった。

 それでも見捨てないでくれと言わんばかりに綺麗な花を目一杯咲かせている。

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 置いておく場所や、水やりなどが管理の要点なのだろうが、植物に応じた微妙な違いを把握するのが難しい。

 かといって単一の植物にこだわる趣味も持ち合わせていない。

 水をやりすぎたり、陽に当てすぎたりと毎年失敗をしながら、我が家の庭は植物の種類が増えたり減ったりを繰り返している。

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新年度がスタート

2014-04-01 11:00:12 | 日常あれこれ

 今日から新年度がスタートする。

 正月とはまた違った感慨が湧く新しいスタートだ。

 我が家の「花梨」も植え替えて数年経ったが今年初めて沢山の花を付けた。

 小さな鉢の寄せ植えから、一本だけ地面に植え替えたものが大きくなった。

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 30㎝にも満たない盆栽の中の一本だったが、今では3mくらいに大きくなっている。

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 ただしミニ盆栽の方も小さいながら健在で、2~3個の花を咲かせてくれた。

 春の嵐に落ちはせぬかと心配したが無用のようだった。

 「春雷に 目覚め花梨は ポッと咲き」

 入学式はもう少し後で、宿題も無く楽しい春休みが続いているらしく、子供達の声もまだ通学路に響かない。

 進学や就職で新しい人生への夢と不安が交差し、沢山の別れの後に沢山の出会いがあって、少し戸惑う季節の到来というところだろうか。

 腰痛も新年度に突入したが、3日の謡曲の練習には何としても参加したい。

 

 

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