「女優とは作られるものでなく、生まれるものである」。こんな格言があるのかは知りませんが、僕がそういった考え方に傾いたのはドラマ「イグアナの娘」の菅野美穂の演技を見てからです。
「イグアナの娘」以前の菅野さんを僕はほとんど知りませんでした。せいぜい顔と名前が一致するといったところ。それがかえってよかったのかもしれません。
当時は中山美穂さんの全盛期で、同じ名前でつぶれてしまわないかなと思っていました。それは百恵や聖子という名でデビューするということと同じ意味で。しかし数ヵ月後には、自分の中では美穂といえば菅野になっていました。
「イグアナの娘」での菅野さんの演技は素晴らしかった。上手いとか下手とか、そういったものを超越した輝きがありました。
あの頃の眩しさそのままにカンノは大人の女優になった。
11月3日 「新風舎 クリエーターズワールド」から
「イグアナの娘」以前の菅野さんを僕はほとんど知りませんでした。せいぜい顔と名前が一致するといったところ。それがかえってよかったのかもしれません。
当時は中山美穂さんの全盛期で、同じ名前でつぶれてしまわないかなと思っていました。それは百恵や聖子という名でデビューするということと同じ意味で。しかし数ヵ月後には、自分の中では美穂といえば菅野になっていました。
「イグアナの娘」での菅野さんの演技は素晴らしかった。上手いとか下手とか、そういったものを超越した輝きがありました。
あの頃の眩しさそのままにカンノは大人の女優になった。
11月3日 「新風舎 クリエーターズワールド」から