「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

自由なリズムの俳句です

2014年07月17日 |   誤・迷答!
中3クラスでは俳句の学習に入りました。

毎年感じることですが、「季語」がピンとこない生徒が増えていて
今までだったらサービス問題だったようなものが
ヘタすると難問になってしまうのが驚きだし残念です。

教科書掲載俳句で金子兜太の
暗黒や関東平野に火事一つ
について、季語と季節を書きなさい、という問題で
季語が「火事」はわかったけど季節が「冬」なのがわからない生徒がたくさんいました。

空気が乾燥するから火事が起こりやすい、というのは雪国育ちの生徒たちには説得力がないらしく
冬はストーブを焚くから火事になりやすいでしょ!と言ったら納得してくれました。

あと、今日の授業でビックリしたのは
種田山頭火の
分け入つても分け入つても青い山
について、このように定型にしばられずに書いた俳句を何というか5字で書きなさい、という問題で
しばらく悩んだあげく「口語自由詩」 と答えてくれた生徒がいたこと。
まあ、ある意味そうかもしれないけど。
この問題は絶対定期テストに出るからね!絶対覚えてね!と前回も言ったんだけどなあ…。
答えは「自由律俳句」
今度こそ覚えてよね。