「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

身内ではあるが

2014年12月11日 |   誤・迷答!
英語を教えていると、「単語を覚えられない!」という声をよく聞きます。
心のどこかで「覚えても意味がない」と思っているから、余計にそうなんだろうな。
身に覚えがあるのでわかります。

それにしたって、コレはないでしょ。というのが今日回収した中1の英語の宿題。↓↓↓
単語の意味を書く問題で、

「父の父」だったら「祖父」なんですけど。

テキストにもよく出てくる単語なのに、わからなかったら調べてもいいって書いておいたのに
どういうことなんだろう、と憤っていましたが、真下の解答を見て納得。↓↓↓

やけくそか。

確かにdaughter「娘」はちょっと難しい単語だけど、一応教科書に出てきたんだけどな。

ゆるゆる

2014年12月10日 |   誤・迷答!
最近の中2はまさに中だるみ状態。
勉強に対する意欲がものすごく低下いているし、学校では問題行動を起こす生徒が出ているようです。
受験用のテキストが配布された学校もあるのですが
中3でさえまだ受験がピンときていない生徒がいる中、中2で受験を意識する生徒は皆無に等しいです。
スタートが早ければ早いほど有利なんだから、少しずつでも啓蒙活動を始めないとなあ。

中2英語の小テストの丸付けをしながら、さらにその思いを強くしました。
というのは、あれだけ普段から、小テスト中も
「字を丁寧に書いてください!!」と言っているにもかかわらず


こんな字や


こんな字を書いて提出する生徒がいたからです。

ちなみに、上はhungry、下はhappyです。読めます?
una がほとんど一緒って…。

この生徒、「次の日本語を英語で書きなさい」という問題に

と書いて提出したツワモノ。

先が思いやられるなあ。

いないいないばあっ

2014年12月09日 | 今日のお仕事 
ここのところ本格的に寒くなったのでヒーターをつけています。
その結果、生徒たちのウトウト率が上がりました。
学校でも授業中「寝てる」っていうし、ちょっと寝過ぎじゃないの!?

船をこぎかけている生徒に「起きて~!!」と声をかけていたら
寝ぼけマナコの生徒に「センセーって、うーたんに似てる!」と言われました。
寝ぼけてますか?
「ところでセンセー、うーたん知ってる?ねえ、知ってる?
と騒ぎはじめたので、「目が覚めたなら、勉強ちゃんとやろう!」と言って無理やり話題終了。

実は甥っ子のお気に入り番組(Eテレ幼児向け)に出てくるので知っていたのですが
むしろ中学生の彼らが知っていることに驚きました。
どうやらけっこう長く活躍しているキャラクターのようですね。
似てると言えば顔が丸いことくらいで
私はあんな風に頭にマラカスがささったりしてないし瞬間移動もできないんだけどなあ。
ウトウトしている間に幼少時の記憶がよみがえったのかな。
もう赤ちゃんじゃないんだから、寝るのは夜だけにしてよね。



復習は大事

2014年12月08日 |   誤・迷答!
冬休みが近づいているせいか、生徒たちの気が緩んでいるような気がしてなりません。
特に中3は、入試までちょうど3ヶ月だというのに
アクセルを踏むどころかエンジンすらかかっていない感じの生徒がいて驚きます。

今日は中3国語で『おくの細道』に入ったので
ついでに今まで教科書に登場した古典文学作品の作者名と時代をおさらいしました。
これがとにかくヒドかった。

まずは『竹取物語』。
日本最古の物語で、平仮名が発明された時代に書かれました。」
というヒントを出してから成立時代を質問したところ、
「日本最古ってことは…縄文時代!!
日本最古しか聞いてなかったんじゃあるまいな?
「縄文時代にはまだ平仮名が発明されていません。」と言ったら「じゃあ、飛鳥
中1の定期テストでも出題されていたのに、これか~。
正解は平安時代です。

続いて『平家物語』。
こちらも作者不詳なので成立時代を質問したのですが、念のため
「平家と源氏が戦った話が書いてあったんだよね。」とひと言ヒント。
それなのに、「フジワラさんが出てくるヤツですよね~?」という質問が。
いったい誰と勘違いしてるの!? おそらく道長あたりなんでしょうけど。
ちなみにフジワラさんが出てくる古典文学作品は学習していません。
歴史の教科書とごっちゃになっているんだとしたら、だいぶ重傷…。

他にも『徒然草』の作者は?の質問に自信満々で「琵琶法師!!
それは個人名ではありません。 おまけに関連するのは『平家物語』だし。
すると「わかった!法然!!
全然わかってない。
「違うでしょ、兼好法師でしょ。」と言ってもピンときていない様子。

で、最後に『おくの細道』の作者は?の質問に、再び先ほどの生徒が「法然!!と即答。
アナタ法然好きね~。 でも法然は浄土宗の開祖、文学者じゃなくて宗教人。
ついでに芭蕉はお坊さんじゃありません。
さすがにこれは学校でも学習し始めたところなので、大部分の生徒が正解しましたけど…。

結局ほとんど覚えていないという生徒が思った以上に多くて
今までの定期テスト勉強の蓄積はどこへいったんだろうと残念な気持ちになりました。

この時期、「何を勉強していいかわからない」という中3生の声を聞きますが
何度でも同じ問題をやってみてほしいです。
一度は覚えたことでも、あやふやになっていること、すっかり忘れていることが
かなりあるんじゃないかなあ…。

最終面談(仮)

2014年12月07日 |   中3 
今日は中3クラスで三者面談を行いました。
この後、学校での三者面談で志望校決定となるため、一応今回が最後の面談になります。
ただ、生徒によって、必要があれば、倍率発表後であっても面談をするつもりですが。

今日面談した生徒たちは、比較的、テスト前に熱心に勉強をする生徒たちで
成績もそれなりの生徒が多いので、そんなに手こずらないだろう…と思っていたのに
そんなこともなく。

とにかく、ほとんど勉強らしい勉強をしていない生徒が多かった。
部活もないのに、学校から帰ってきたら何してるの?ときいたら、「寝てる。
いくらなんでも寝過ぎでしょ…。
あとは、1日3時間はゲームとか、寝る間を惜しんでゲームとか、とにかくゲーム中毒。
「勉強も30分くらいはしてる!」と言い張ってたけど、実際はどうだか。
上の空の30分なんて0分と変わりませんよ。

合格確率70%というビミョ~な数字をとり続けていて不安にならないんだろうか…
と逆にこっちが不安になるくらい危機感がない生徒が多数。
唯一、模試で県内5番以内に入っていたトップの生徒は
「毎日最低でも3時間は勉強している」と言っていました。
(そのくらいやるようになったのは秋口以降かららしいですが)

そもそも中学校の学習内容なんて、そこまで難しいわけでもないし容量も無限というわけではないので
それくらいやれればだれでもトップクラスの点数を取れると思いますけどね。
つまり、学校や塾が「これくらいはやってください」と言ったことをやれるかどうか。
アタマの善し悪しは二の次です。

それから、意外だったのが、志望校があいまいな生徒がまだけっこういたこと。
これは、保護者の希望(行かせたい高校)がハッキリしていて
本人がそれに反発しているパターンが多かったです。
親が薦める高校がいちばん自分に向いていると気づいているくせに
親のいいなりになるみたいでイヤ、というのが我々にはミエミエ。まあ、立派な反抗期ですな。
他にも、兄姉が行った学校をなんとなく、とか、対抗心で兄姉より1ランク上の学校をあてつけで、とか
よくよく話を聞くと、特に行きたいわけでもない高校名を第一志望欄に書き続けていた生徒が
複数名いたことが今になって発覚しました。
だからといって、他にどうしても行きたい高校があるわけではない、というのが困ってしまいます。

でも、本当に困るのは、我々大人たちではなく本人自身。
動機はどうあれ、結局通うのは自分なんだし
親のために高校に行くわけじゃないってことをよく考えて選択してほしいです。

残された期間はあと3ヶ月。
人生最初の分岐点で後悔することがないように、しっかり悩んで自分で決めて全力を注いでほしいです。

3倍で69点

2014年12月06日 |   中3 
11月に行った模擬テストのデータが戻ってきました。
平均点が高かった(=問題が易しかった)とはいえ、
当塾の英語の平均点が受験者全体の平均点よりかなり高くてビックリしました。
前回の2倍の得点だった生徒もいたし、中には3倍という生徒も。
これは前回が悪すぎだったんですけど、それでも今までの最高得点で、苦手科目にしてはよくやったと思います。

ボスに「原因は何だ?」ときかれてデータをよく見ると、平均点以下の生徒の点数がいつもより底上げされている感じ。
苦手な生徒には勉強法の指導をしましたが、そこまで効果があると思えないし
強いて挙げれば、引っかけ問題の引っかけレベルが低かったからかなあ…。
国語と同じで、答えは本文に書いてあるタイプの問題が多かったので
普段から問題線部分以外の本文を最初から最後まで読むように、徹底して、しつこく、指導していたのが効いたのか…。

なにはともあれ、点数が上がったのは良かった。
これが継続するように、「マグレだった」で終わらないように、指導していきたいです。

そして、この結果をもとに、明日、中3クラスで最終三者面談を行います。
先月中に終わっている生徒もいるので、明日は全体の半分程度。
学校の三者面談に合わせて日程をずらしたためなのですが、天気が悪そうなのが心配です。
あんまり積もらないでほしいなあ。

立たされ坊主って知らない?

2014年12月05日 |   小学生 
本格的に雪が降って、生徒たちが大喜びです。
小学生は休憩時間に完全防備をして本気で雪合戦をしていました。
戻ってきて授業を始めようとしたら「暑いー!ヒーターとめて!
…私は寒いんですけど。

小6英語では、クロスワードを解きながら、今まで出てきた単語を復習しました。
ただし、このクロスワード、「カギ」の文章が今どきの小6には難問らしく。

Q「先生におこられると、『ろうかで○○○なさい。』と言われることも。」
答えは「立って」で stand なのですが、
生徒たちは「勉強しなさい?見学しなさい?ろうかで…何するんだろう?」と真剣に悩んでいました。
答えを教えたら、「えー?体罰?ありえない!!」と一刀両断。

Q「学校にはかならずあるよ。君の部屋にもあるかな。」
あまりにもザックリした問題なので、「この教室にの中にもあるよ。」とヒントを出したところ
「…黒板?」という解答が。
その単語はまだ教えてないし、そもそも君の部屋に黒板あるの?
ちなみに答えは「机」= desk でした。

中学生になる前に、少しでも英単語を覚えてほしくて、書くことを中心に指導していますが
すぐに覚える生徒そうでない生徒の差が割と早い段階で歴然とします。
覚えようという気持ちの差とか、真剣にやろうという態度の差とかもありますが
要領の良し悪しというのもあるみたい。
そのあたりも含めて小学校段階で鍛えられたらいいなあと思います。

描く

2014年12月04日 | 今日のお仕事 
今日の中3英語の授業中、テキストの和訳の問題で paint pictures という表現が出てきました。
paint ってことは、この pictures は『写真』ではなく『絵』と訳してね!」と注意したところ
「センセー、paint はナニ?」という質問が。
ソレきいちゃう?

仕方がないので、「『えがく』です。ここまで教えたんだから、ちゃんと漢字で書いてよね!」と念を押したら
「大丈夫!てへんにネコ だろ!」という返答。
てへんに猫だとヘンが多すぎ…。

よく見ると、「田」の部分が「由」となっている生徒もいて
英語の時間なのに国語の授業みたいに真剣に漢字の指導をするハメになりました。

科目は関係なく、気づいたときに修正して1つでも多く覚えてもらわないと!
入試まで100日切ってるんだし。
…なんて、焦っているのは教室内に私だけでしたけどね。

選挙

2014年12月03日 | 今日のお仕事 
衆議院選挙が公示され、さっそく騒がしくなってきました。
この忙しい時期に、天気が悪い時期に、やめてほしいよな~ というのが本音ですが
棄権したら政治家の思うつぼ…と思うので投票には行く予定。
でも、今回はなんで解散したのか意味不明な感じがするし、争点がよくわからないので
投票用紙になんて書こうか困りそうです。今現在、書きたい名前も政党もナイ…。

ところで、ちょうど中学校も今が生徒会役員の選挙期間。
ウチの塾生も立候補しているらしく、ボスが応援したくてうずうずしています。
他のクラスで、立候補している塾生の宣伝をチラッとするという他愛のないものですが
これも一種の応援演説?
こちらの方は、投票結果が大いに気になるなあ~。

初雪

2014年12月02日 | 今日のお仕事 
朝から大荒れで、ときおりあられが降っていましたが
夜になって、とうとう雨がみぞれになりました。

こうなると、中学生男子は目ざといもので
うっすらと積もった雪を集めて、さっそく雪玉を作っていました。
教室内には持ち込まないように!ときつく言っておいたので
今日のところは外で騒いでいましたが、なんだか時間の問題のような気がするなあ…。

雪が降ったくらいでこんなにはしゃぐなんて、雪国の子供らしいのか、らしくないのか
どっちにしても、中学生にしては幼すぎやしませんか?
どうも男子の精神年齢が年々下がっているように思えてなりません。
あきれかえって見つめる女子の視線が冷たいことに気づくはずもなく…。

こんな天気でも、容赦なく残業が続いています。
せめて雪の苦労の少ない冬になるといいなあ。