十月二十三日(金)晴れ。
四時半に目覚ましが鳴って起きた。仕事だとこんなに早く起きられないのに、釣りや、遊びに行く時は、ガバッと起きられるから不思議だ。今日は、読者の虎ノ門浪人さんに誘われて海上自衛隊の観艦式に行く。好物のカレイの干物と、先日、名古屋に行った折に買ってきた「守口漬け」で朝食を済ました。仕度は、昨夜に終わらせてある。
六時過ぎに弘明寺から京急に乗って、上大岡で快速に乗り換えて横須賀中央駅下車。改札で虎ノ門さんと合流。こんなに早い時間なのに、駅から停泊している船に向かうのだろう、凄い人の列が続いている。今日、私達が乗艦する護衛艦は、艦番113の「漣(さざなみ)」。昔風に言えば、軽巡洋艦ぐらいの大きさだそうだ。海上自衛隊の基地に向かうと思ったら、「三笠」が繋がれている先の岸壁だった。簡単な荷物検査を受けた後に乗船。
戦うために作られたものは、全ての無駄が省かれていて美しい。まず艦内を散策。驚いたのは、海上自衛隊は、旧軍の伝統を受け継いでいて、陸自では「PX」が、海自では「酒保」である。
艦橋のすぐ脇にある見張り所にある計器も驚いたことに、旧軍の言葉のままで、「強速」とか、「第一戦速、第二戦速」などと書いてあった。
※最新のハイテク艦に、旧軍の表示。いいですネェー。※クリックすると大きくなります。
偶然にも、社友の隠岐康氏も友人と観艦式に来ており、乗船艦は、艦番105の「いなづま」である。
※隠岐さんが乗っていた「いなづま」。
私たちの艦を先導するのは、へり搭載空母?の最新艦の「ひゅうが」である。
私たちの艦は、「受閲艦隊」と言って、観閲を受ける側である。隠岐さんたちの乗った「いなづま」は観閲部隊。すれ違う時は、艦長らが甲板に立って敬礼をする。我が帝国海軍の艨艟(もうどう・分からなかったら調べてみてね)の行く姿を見て、ドキドキ、ワクワク。最高に感激して万歳を三唱。これで軍艦マーチでも流れていたら、もう言うことないのだが。
空には、ヘリや対潜哨戒機、飛行艇、Fー15などが次々に飛来し、いやー、良くぞ日本男児に生まれけり、という感じで、本当に感激、来てよかったと思いました。いずれ乗船記を書いてみたいと思っています。
※「敵艦見ユノ報ニ接シ、我ガ連合艦隊ハ、城ヶ島沖ヲ南下中」。てなことはないか。
四時に帰港し、横浜に戻り、中華街の「安記」にて、虎ノ門さんとお疲れさん会。偶然にも、旗艦「くらま」に乗船していた人達が来ていた。朝が早かったので、九時前に帰宅して、すぐに寝た。