八月十九日(金)雨。
いやはや午後から久し振りに雨となった。残念ながら、窓を開けることが出来ないが、チョット外に出るとひんやりする。そういえば暦の上ではもう秋だ。
民主党の代表選に向けて、候補者となるべき人たちの動きが喧しい。特に実力者の小沢一郎に対する媚びへつらいは、目を覆う、とは数多のマスコミが書く通り。ご存知のように、政治資金規正法違反罪で強制起訴された小沢は、現在民主党の党員資格を停止されている。その小沢の党員資格停止を解除しようとしているのが、小沢頼みの輿石東や海江田万里、小沢鋭仁といった連中だ。もちろん狙いは、百人を超す小沢グループの票にあることは言うまでもない。
今日の産経の「民主漂流」には、「小沢氏は候補者がどれだけ頭を垂れるかを競わせることで、代表選後の幹事長人事などで主導権を握ろうとしている」と論評していた。私は、この記事を読んで、嫌な昔のことが頭に浮かんだ。それは、刑務所で、所長など高級幹部と会う時の出来事だ。
担当の刑務官に付き添われて、幹部の部屋の前に行く。(それまで何の用件で呼び出されたのか、一切の説明もない)ドアの前に立ち、直立不動の姿勢で、自分の称呼番号と名前を名乗り、軍隊式の礼をする。部屋に入ると、もう一度同じ動作を繰り返すのだが、側にいる担当が、礼をしている私に、「もっと礼」。更に頭を下げると、追い討ちをかけるように「もっと礼」。と、もうこれ以上腰が曲がらないほどまでに頭を下げさせられる。これは「礼」などではなく、屈辱的な「従属」の姿勢である。
恐らく、小沢事務所を訪ねる代表選の候補者たちは、もっと姑息に鞠躬如としてドアを開けるのに違いあるまい。小沢は、心の中で勝ち誇ったように、「もっと礼」、「もっと礼だ」と言っている顔が目に浮かびそうだ。
今週号の週刊文春の特集記事は「あーあ民主党、こんな奴らが総理かよ」。近頃出色のタイトルではないか。
雨の中を事務所に行き、郵便物のチェック。その後帰宅してから、雨が激しいので、子供と二人で食事。今日は、コンソメを使って、ジャガイモ、人参、ソーセージとキャベツを入れて「ポトフ」を作った。休肝日とし、十一時には寝てしまった。