八月八日(月)晴れ。
朝食後に一時間半ほどウォーキング。午後から事務所にて少し仕事してから帰宅。家に誰もいないので、気分転換に部屋の掃除をした。昨年、保険が満期となり、少々戻ったお金で、KENWOODのミニコンポを買った。本当はBOSEのCD専用のコンポが欲しかったのだが、七万円もするので、安いものにした。(今週発売の「週刊朝日」のグラビア、横尾忠則氏の部屋にそのBOSEのコンポがあった)それでも、我が陋屋には分不相応な音が流れる。
私は、音楽は好きだが、これでなければ駄目、というこだわりのジャンルはない。その時の気分で、ジャズからロック、歌謡曲から軍歌まで聞く。ただどうしても趣味に合わないのは、「レゲエ」、「ヒップホップ」と「ラップ」である。車に乗っていても、これらの曲や歌がかかると、すぐスイッチを消してしまう。どうも馴染めない。これだけは歳のせいにされても、反論しない。
CDも二百枚以上は持っているが、最近買ったものが三枚。「B・B・King greatest hits」とエリック・クランプトンが参加しているジヨン・メイオールのブルース・アルバム、そして、亡くなられたディブ平尾氏の代表作とも言うべき「横浜ルネッサンス」の三枚である。昨日、亡くなられたジョー山中氏を偲んで、勝手にブルースのCDを聞きながら、部屋の掃除をした。
元ゴールデンカップスのボーカルであったディブ平尾氏の「横浜ルネッサンス」には、エデイ藩やルイズルイス加部、阿木曜子、藤竜也、李 世福といった横浜に縁のある人たちが参加している。その中でも、「ジョー・ジャコミン」が有名なのだが、山本伊織作詞、ルイズルイス加部作曲の「グリーン・カード」という曲が好きだ。また、その曲と詩が、昨日亡くなられたジョー山中氏へのレクイエムのような気がするからだ。
グリーン・カード
船が出て行く あいつが手を振る
遠いニューヨーク 夢抱き旅立つ
俺は本牧 ブルース・シンガー
好きなジェームス 俺のオーティス I love Soul
俺がすてたら誰が唄うか ヨコハマの歌
消えたあいつが笑って手にした グリーンカード
「グリーン・カード」とは、アメリカにおける永住権、およびその証明書の通称である。ジョー山中氏は、天国行きのグリーンカードを手にして旅立って行ったに違いあるまい。
夜は、鹿児島の未見の社友から松本君経由で送られた「南之方(みなんかた)」という薩摩焼酎で酔った。
※「横浜ルネツサンス」。その昔、小港の山手警察の近くにあった米軍専用クラブの「シーサイド・クラブ」を車の中から見たものが表紙になっていてシブイ。ちなみにこのアルバムの解説は平岡正明氏である。