八月六日(土)晴れ。
起床後、静かに黙祷。東京裁判で、日本が裁かれた罪の中に「人道に対する罪」というものがあるそうだが、人道に反するといえば、六十六年前の今日、広島に投下した原爆ほど人道に反する行為はないだろう。しかし、自虐的な戦後の日本人は、原爆の慰霊碑に「あやまちは二度とくりかえしません」と刻み、日本への大都市爆撃を命じた、カーチス・ルメイ司令官に、戦後、勲一等の勲章を与えている。今日は、慰霊の日、というよりも、日本人の誇りを取り戻す日とすべきなのだ。
午前中に、伊勢原の浄発願寺へお墓参りに行く。途中のSAでメロンパンを買うのが我が家のお約束。お寺の近くの農協の販売店で、とてもきれいな野菊が売っていたので、それを四束買い求めた。ご住職にご挨拶した後に、野村先生のお墓を掃除してから、野菊を飾って、家族で手を合わせた。
その後、私の両親のお墓を掃除し、過日、我が家に十年近くもいた金魚の「キンコ」ちゃんが死んだので、冷凍していたものを、両親のお墓の近くに埋めて、線香を上げて、手を合わせた。花が好きだった母には、今日の野菊は気に入ってくれたのに違いあるまい。
※きれいだった野菊。その昔、橋幸夫のヒット曲に「江梨子」と言うものがあり、その歌詞の中に「野菊だけど江梨子よ、つんできたぜ江梨子よ、今では逢えはしないけれど、残る名前の美しさ」というものがあって、以来、野菊が好きになった。本当は、二人の子供の名前を「江梨子」と「真梨子」にしようと思ったのだが、女房に反対された。
夜は、社友の松本佳展君の誕生会を、やはり社友のお世話で、抜群の景色のレストランで行なった。誕生日といえば、今日は、私の最初の子供も今日が誕生日である。彼女の名付け親は野村先生だ。しばらく会わずにいるが元気にしているだろうか。
誕生会は、カメ&アコちゃんと私と愚妻、そして松本君と小枝ちゃんの六人である。社友のY氏のお世話で、とても心のこもったサービスを受けて、自民党の佐藤ゆかり似のタマちゃんのお気遣いで、とても良い会となった。
その後、サリーの店に転戦。ここで、先ほどお世話になったY氏や大工のヒデちゃんも合流して、また盛り上がり、店が込んで来たので、山下町の「ラッキーの店」に転戦。ここで、店を終えたサリーとお世話になっている鄭さんが合流。しかし、私はすでに大破・轟沈状態で、へろへろ。十二時近くに解散した。友人や社友のお陰で良い飲み会となった。つくづく私は、友人に恵まれていると思っている。