六月五日(火)晴れ。
咳が出て、淡が絡む。それでも病院で薬を貰ったので、六割以上は良くなったが、後四割の残る風邪と戦っている。早く、治して美味い酒が飲みたい。
午前中に、東京行き。大行社の本部にて丸川本部長らと「大吼」の印刷費や経費についての打ち合わせ。新しい印刷所に変えて、部数を減らすと、一回で三十万円から四十万円ほどの削減になると言うのだが、それを判断するのは私ではない。
丸川、木川の両氏と昼食を取ってから帰宅した。そうか、今日は、「スリーリバー」が集まった。木川、丸川、蜷川で、スリーリバーだ。これに舟川が参加すると、大洪水を引き起こし、三沢浩一から喜ばれそうだ。その手には乗らずに、体調が悪いので昼間の酒をやめて、横浜に戻り事務所にて仕事をした。
私の体の中には、二つの人格が宿っていて、今日も、まだ夕方だと言うのに、「風邪が完治していないのだから、安静にして早く寝なさい」という私と、「なぁーに大したことないよ。そんなに深酒しなければ大丈夫だから、軽く飲んだ方がいいよ」という私がいる。この内なる私たちが、かなり口汚く罵りあっていたが、結局、相手を論破したのは、後者の私で、五時を少し回ってから、肴を作って一杯やった。幸いに、伊豆で買ってきた「梅くらげ」や「わさびのり」、「干物」などがたんとある。若き社友のゲンピン君がわざわざ並んでまて買ってきてくれた「キムチ」を先日、松本君夫妻が届けてくれた。これでは、「安静」組が勝つわけもない。
上の子供の冷ややかな視線を無視して、録画しておいた「壬生義士伝」を見ながら飲んだ。以前にも見たことがある映画だが、酔いも手伝って泣かされた。いやー映画っていいですね。