七月十日(水)晴れ。
ナメんなょーと思うほど毎日暑い。心頭滅却すれば・・・などと言うが、そんな心境になるような堅物ではない。俗のかたまりのようなものだから、暑い、暑いと泣きながら耐えている。
朝起きて朝食の後に、突然キレた。何にキレタかと言えば、納戸の片づけにである。我が家の駐車場の上には、知り合いの土建会社の社長が、きっちりとアングルを組んでくれて、その上に工事現場で使う小屋を乗せてくれて納戸にしている。以前は書庫にしていたが、応援してくれる人たちが身に余る事務所を寄付してくれたので、今は完全に納戸と言う物置に使っている。しかし、家族四人の洋服やガラクタを入れていると、段々荷物に占領されて足の踏み場もなくなった。それで一念発起をして「断舎利」を行った。
「いつか着ようと思っている物」や「そのうち使うだろう」「子供たちの思い出の洋服」や「愛着のある靴」、子供たちの「ぬいぐるみ」や「おもちゃ」をドドッと捨てた。今まで楽しませてくれて有難うと手を合わせたのは歳のせいか。事務所のゴミ捨て場に車で二回分も運んだ。不思議なことに、食べ物など一切ないのに、ゴキブリの糞が大量にあり、一匹殺した。バルサンを焚かなければ。
Tシャツを三回着替えるほど汗をかいて、昼食を近所の「たつ屋」で、ニラ抜きの「野菜炒め」と小ぶりの「ラーメン」と生ビールで済ませた。疲れと生ビールで昼寝。三時過ぎに慌てて原稿に向かう。夜は、ひとっ走り「そごう」に行き「カツオ」を仕入れて酔狂亭で月下独酌。とっておきの「伊佐美」が終わった。