白雲去来

蜷川正大の日々是口実

南国土佐を後にして。

2015-10-11 07:43:43 | 日記
十月五日(月)晴れ。

早く寝ると、当然ながら早く起きる。従って、飲むとすぐに眠たくなる。歳のせいにはしたくない。遮光カーテンを開けてみるとそこには高知の街並みが広がってはおらずに、すすけたような隣のビルの壁があって興醒めする。七時過ぎに朝食。ホカ弁に毛の生えたようなものだが、一泊六千円程度では文句も言えまい。木川君が先着していた。食後フロントでチェックアウトの時間を聞けば十一時とのこと。まだ三時間以上もある。幸いにコンビニが目の前にあった。コンビニで、ドリップ式のコーヒーと新聞を買って部屋に戻る。帰りの飛行機の時間は、四時三十五分。時間だけはたっぷりある。なぜこんな時間の飛行機にしたのかと言えば、「ひろめ市場」で昼飲みをしたかったからだ。

ゆっくり風呂に入って、コーヒーを飲みながら新聞を読む。ゆったりとした時が流れるが、考えてみれば贅沢な話だ。何もすることのない時間を何もせずに過ごすことを楽しめると言うのは、余程お金がある人かご隠居さんぐらいだ。そのどちらでもない傘貼り浪人の身。やはりちょっびり後ろめたさがよぎる。

十一時にチェックアウト。良い天気だ。散歩がてらに昨日同様「カツオ」に誘われて「ひろめ市場」へ向かう。さすがに知った顔は無し。生ビールをコソコソと飲むが一人では落ち着かない。「カツオのタタキ」を土産に買って帰ろうかとも思ったが、安いものでも三千五百円、良さそうな物は五千円以上もする。「遊びに来たわけではない」と心を鬼にして、と言えば聞こえが良いが、不如意に尽きる。引かれるほどの髪の毛もないが、後ろ髪を引かれる思いでカツオ、いや広場を出た。良い天気に誘われて「はりまやま橋」方向を散策。歩いていると汗ばむ。ニュースでは東京は、長そでや上着が必要とのこと。さすがは南国土佐である。空港までのバス乗り場を訪ねたら、「得月楼」のすぐ前だ。バスを待っていたら、やはり昨日の宴に参加した千葉のT氏と一緒になる。一時四十五分の飛行機とのこと。

空港に着いてから、空港内の「司」という料理屋で共に昼食を。T氏はゆえあって酒を断っているとのこと。私は遠慮せずに、「タタキ」と「焼きサバご飯」をつまむ。当然、お相手は芋焼酎のロック。飛行機の時間が迫って来たとかでT氏と別れる。ご馳走になり恐縮する。また一人になって、「司」に居続けるが混んできたので、隣のお店に転戦。そこでもカツオで芋焼酎。いいなあー。汗水流して働いている人達に、スマン・スマン・オスマンサンコンと心で詫びるが罰が当たりそうだ。しかし座が持たない。用事が住んだらさっさと帰れば良かったと後悔してももう遅い。飛行機は四時過ぎまでない。仕方がないので三時過ぎに、受付を済ませて待合室で出発まで昼寝。

帰りの飛行機で、昨日も一緒だった小沢君と会う。定時に羽田着。小沢君と別れて京急で帰宅。夜は、空港で買ったジャコ天、ゴボウ天で安着祝い。

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久しぶりの高知行き。

2015-10-11 06:42:44 | 日記
十月四日(日)晴れ。高知へ。

今日は、お世話になっている西澤多賀男先生ご夫妻の金婚式の宴が先生の地元の高知で行われるために出席。飛行機は、午前九時四十五分発のJALで、到着は十一時十分。宴席は六時からと言うのに何でこんなに早い便にしたかと言えば、東京在住の酒友から、高知にある「ひろめ市場」という朝からやっている居酒屋スペースが最高で、是非行ってみて下さい。と聞いていたからである。

飛行機には、偶然、加藤、小沢の若き道友と一緒になる。空港には、高知の松下さんに迎えに来て頂きホテルへ。空港からホテルまでは三十分程度。高知を代表する老舗料亭「得月楼」や「はりまやま橋」を車窓に見てホテル着。加藤、小沢両君はホテルは違うがすぐ近くとのこと。チェックインには早いので、荷物を預けて両君を伴って「ひろめ市場」へ向かう。日曜日とあってか通りには、露店が沢山出ており地元の野菜などが多く売られていた。

「かごめ広場」も日曜日の昼時ゆえ、ほぼ満席。広場の真ん中にテーブルがあってその周りには様々な店がある。カツオのタタキ、ウツボの唐揚げ、餃子のお店や、若い人好みのカクテルを売る店まである。早速カツオのタタキで加藤、小沢両君と安着祝い。

私は、カツオ好きなのだが、いわゆる「タタキ」よりも「刺身」派だったのだが、さすが高知だ。最高に美味しい。特に塩で食べるタタキには感心した。以前、ここを紹介してくれた酒友から「カツオのタタキ」の真空パックにしたものを送って頂いたことがあった。それを思い出して、広場の中にある専門店を覘いたならば、良さそうな物は一サク五千円近い。ひぇーっと言う感じである。大きさも違うが、いつも買っている「そごう」の地下の鮮魚店の物は高い時で千五百円、安い時は七百円程度だ。もちろん大きさも違うが、こんなに高い物とは知らなかった。以前送って頂いた方の顔を思い出して、最敬礼。

飲んでいるうちに、木川智君やその仲間たちを発見。同じテーブルに拉致する。何と三本菅会長や周本副会長も合流。盛り上がらい訳はない。気が付けば三時過ぎ、慌ててホテルに向かった。少し横になって酔いを覚まそうと思ったら爆睡。迎えに来て頂いた方たちに電話で「時間ですよ」と起こされてしまった。揃って宴の行われるホテルに移動。六時開演。和気藹々でとても楽しい宴会となった。二次会に誘われたが、最近は「九ベロ」(九時でベロベロ)になってしまうので、ホテルに戻り早めに寝てしまった。

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