白雲去来

蜷川正大の日々是口実

巧言くかうの如く、顔の厚きや。

2016-06-16 10:48:46 | 日記
六月十日(金)晴れ。

舛添さんは偉いなぁー。自分の娘のような歳の都議や、少し前までは友党だった連中からから「セコイ」の「ケチ」だのと罵られても表情一つ変えずに耐えている。私なら、その時点でケツ捲っちゃうなぁー。だから出世しなかったのかもしれない。自民党が下野した時、一番団結が必要な時に、さっさと逃げて新党を作った。舛添さんは勇気があるなぁー。私は、滅びるものに「美」を見るので、そんな時には、仲間と歯を食いしばってもとどまるなぁー。

舛添さんは、家族思いだなぁー。家族旅行でのホテル代も、奥さんに心配かけまいと、経費で落とすのだから。私なんか、浪人だから経費などで処理のしようがない。恐らく、これで舛添さんの政治生命は断たれるのだろうが、資産家だから生活の心配もなく、羨ましいなぁー。私なんか、この歳になっても人の情けにすがって生きている。情けないなぁー。

中国の古典『詩経』に、「巧言くかうの如く、顔の厚きや」との言葉がある。いつしか日本に渡り、「言葉巧みに乗り切り、外面を良く見せ、内面の恥を隠す」ことを意味する言葉として使われた。厚顔無恥である。誰のことかは、言うまでもありませんね。

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