白雲去来

蜷川正大の日々是口実

舛添知事、辞める時は「シェー」をやって下さい。

2016-06-08 12:55:20 | 日記
六月七日(火)曇り、ちょっと雨。

テレビを見ていて、舛添のことになると、すぐにチャンネルを変えてしまう。別に舛添を支持している訳ではないが、普段はテレビなどに出ることのない三下都議が、鬼の首を取ったように、得意になって、追及している。まあ悪いのは舛添なのだが、人民裁判を見ているようで、どうも気持ちが悪い。私には、目くそ、鼻くそを笑う、ように見えて仕方がないのだが・・・。

私はへそ曲がりだから、ここまで袋叩きになっても、知事を辞職しなかったら、それはそれで大したものだ。厚顔どころではない。筋金入りのノーズラだ。東京都民ではないから無責任に、がんばれ舛添。もし辞職するならば、議場で謝罪などせずにイヤミの「シェー」をやってほしい。良識ある東京都民の皆さんに平身低頭。失礼しました。

機関誌を中綴じすると、厚さで余白が出来る。その余白を切るのに裁断機を使用するのだが、当然、使用しているうちに刃が摩耗して、切れが悪くなる。メーカーに送って研いでもらうのだが、これが安くない。研ぎが仕上がったと言うので、受け取りに伊勢佐木町の有隣堂へ行った。余計な出費に、ちょっとブルーになった。ついでに書籍売り場に寄って『満州国演義』の第七巻『雷の波濤』を買った。いやー、第六巻から約二月近く待った。随分と値打ちをつけますねェ-。ハードカバーの方は前巻完結しているのだが、決してはったりではなく、事務所の書棚にもう新しい本を置くスペースがない。だから、なるべく文庫を買うようにしている。読みかけの、それも好きな本が家にある時。出かけていても、まるで新妻が待っているような気持ちになる。この気持ちを尊敬する、岩田温先生に味あわせてあげたいなぁー。いや本ではなく、新妻の方を。

事務所で機関誌『燃えよ祖国』の最新号を編集したが、段落の間違えを見つけて、トホホでした。そんな訳で、夜は、酔狂亭で反省の酒。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

化粧を落としたら、ひでぇブスだった。

2016-06-08 12:32:42 | 日記
六月六日(月)曇り。

六月六日と言うといつも、この歌が脳裏をよぎる。「棒が一本あったとさ、はっぱかな、はっぱじゃないよ、かえるだよ、かえるじゃないよ あひるだよ、六月六日に雨ざあざあふってきて、三角じょうぎに ひびいって、あんぱんふたつ 豆三つ、コッペぱんふたつ くださいな。あっというまにかわいいコックさん」。

いつどこで覚えたものだかは記憶にないが、子供が小さい頃には、良くこの歌を歌いながら「かわいいコックさん」を書いたものだった。

午後から歯医者。みなとみらいにあるスーパーに寄ったら、久しぶりに美しい肌のカツオがあった。五百八十円也。早速買った。仲良しさんから頂いた「一刻者」(いっこもん)の限定陶器瓶を開けて、調理にかかったら、これがイケナイ。会っている時は美人に見えたが、化粧を落とした時、アンタ誰?という感じなのだ。しまった。スーパーなどでは、肉や刺身がきれいに見える照明を使っている。いつもならば、その証明から外して、色つやを確かめるのだが、久しぶりの美人に我を忘れた。今更地団太踏んでも後の祭り。

まあ、値段が値段なのであまり文句も言えないが、ネギと生姜とニンニクで目隠しして、やっつけた。味はですか・・・。まあゴゾウかロッポウ程度で、期待をしなければ、それなりに食べられました。「一刻者」の陶器瓶入りは、中々の物です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入梅。

2016-06-08 11:49:09 | 日記
六月五日(日)雨。

ニュースでは、関東地方が梅雨入りしたとか。梅の実が熟す頃に降る雨の季節だから入梅。季節感があってよいけれど、雨が続くと正直言って、憂鬱になる。記録によると、終戦の年の昭和二十年は、長梅雨だったとある。五月二十九日に梅雨入りし、八十九日目の八月二十五日にようやく梅雨が明けた。ために水害が各地を襲い、食糧難が加速した。

大都市は、空襲や原爆で灰燼に帰し、人々は飢えと戦いながら戦後の復興を成し遂げた。その敗戦からわずか十九年の後に東京オリンピックが開催されたのだから、日本人の底力というものは大したものだと思う。さて今年の梅雨はいかがなものか。

舛添知事が、政治資金問題で苦しい立場に立たされている。知事を辞めたとしても、選挙をすると三十億円もの経費が掛かると言う。知事なんて誰がやっても大差ないのだから、三十億円の経費はもったいない。様々なテレビのコメンテーターの意見を聞かされるが、「謝罪しろ」「やめろ」のオンパレード。考えてみると、舛添のセコさを攻めつつ、その実、「溜飲」を下げたいだけではないかと思ってしまう。舛添に質問した女性記者がいた。顔も所属も分からないが、「知事を辞めるのか、イエスかノーで答えて下さい」。こいつ何様、と思った。頭は良いのかもしれないが、教養、人間的な資質に欠けているのではないかと、直感した。検事や判事でもあるまいし、偉そうだなぁー。

個人的には、舛添が辞めて、小池百合子が知事になったらよいと思っている。最近安倍内閣では冷や飯を食っている、との噂もあるし、まあそれはともかく、初めての女性知事でマスコミ出身だからオリンピックに向けて、良い意味での広告塔になるのではないか。防衛大臣も経験しているし、危機管理にもきっと精通しているに違いない。それにしても自民党の女性議員は、思想性の高い人が多く頼もしい。

野村先生の『銀河蒼茫』の「夏の句」に、「独房のぶ厚き扉 明易し」というものがある。初めてこの句を見た時に、「明易し」とは「開け易し」の間違いではないかと思った。独房、扉、という言葉があるので、「開け易し」と勝手に判断してしまったものだが、考えてみれば、刑務所の扉が開け易いわけがない。そそっかしいのと、無学な自分を恥じた。

俳句歳時記によれば、「明易し」とは、「夏の夜の明けが早いことをいう。科学現象としては短夜と同じだが、短夜は夜が短いことをいうのに対して、明易は、明け急ぐ夜を嘆く思いが増さる。春分を境に一日一日昼の時間が長くなり、夏至にいたってそれが最長になる。場所にもよるが、早いときで午前四時頃には白々としてくる。農作業などをするによく、早起きが楽しい頃である」。

刑務所での作業が楽しいわけもなく、従って、そう言った意味で「早起きが楽しい」などと先生も思わなかったのに違いない。そんなことを考えつつ、酔狂亭で独酌。今日は、カツオに逃げられた。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする