白雲去来

蜷川正大の日々是口実

握りの弁当付き。だって。

2016-06-01 13:07:46 | 日記
五月三十一日(火)晴れ。

元プロ野球選手の清原の裁判。彼の公判に、ものすごい数の人が傍聴を希望して並んでいて、傍聴券の抽選を行っている。とニュースで言っているが、そのほとんどが各マスコミから雇われた傍聴券アルバイトの人たち。傍聴席が限られているので、アルバイトを雇って、マスコミは傍聴券を手に入れようと努力している。当たりとハズレでは、バイト代が違うと記憶している。判決は、求刑の「握り」の「弁当付き」。(専門用語ですみません)。弁当が食い切れるのかと、ほとんどの人が疑っている。

私は、素人なので覚せい剤とヒロポンの違いは分からないが、その昔は両方とも合法で、薬屋で売っていたと言う。作家の山本周五郎も、ヒロポン中毒であったと、『山本周五郎横浜時代』(木村久邇典著・福武文庫)に書いてある。

「山本はアドルム(注・催眠鎮静薬。シクロバルビタールカルシウムの商品名。不眠症の治療に用いられるが,習慣性があり,使用には医師の指示が必要。大量にのむと血管運動中枢・呼吸中枢麻痺で死亡する)やヒロポンの愛用者でもあった。流行小説家のなかには、原稿の注文を消化するために、催眠剤や覚醒剤として常用し、中毒症状を呈したりするものもあったようだが、山本はこう強弁するのであった。『いや、一般には催眠剤として用いられているようだが、ぼくのばあいは、全く逆なんだ。あれを飲んで寝ると、朝の目醒めが実にすっきりした気分なんだ。起きるとサ。と仕事にかかれる。だからあの種の薬は、ぼくにとっては睡眠のためのものではなくて、覚醒剤なんだよ。心配はいらない』」。坂口安吾の『安吾巷談』(検索してみてね)にも、薬のことが出てくる。まあ清原さんもしっかりして下さいな。

夜は月に一度の町内のジジ・ババたちとの飲み会。帰ってきて火星を探したのだが分からなかった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊、呂、波は潜水艦の識別です。

2016-06-01 12:18:40 | 日記
五月三十日(月)晴れ。

朝は、久しぶりの「昭和飯」。私が勝手に名付けているのだが、マルシンのハンバーグ、赤ウインナー、目玉焼きにキャベツの千切り添え。スープは「しじみのちから」である。赤ウインナーがない時は、魚ニソ。しかし魚ニソは丸善のホモソーセージでなければダメ。アンタ「ホモソーセージ」って言ったってオカマじゃないからね。私以外の家族は振り向きもしないが、食卓にこれが並ぶと、ふふふと頬がゆるむ。

フェイスブックにも、書かせて貰ったが、私は潜水艦のマニアである。潜水艦の映画や本。特に好きなのは、日本の伊号やドイツのUボートである。アメリカやイギリスの潜水艦には興味がない。例外は、以前、社友の松本佳展君から頂いた、ビートルズの「イエローサブマリン」のフィギア。これは大事にしている。その昔、沖縄に行ったとき、有名な、マニア向けのおもちゃ屋があって、同行の友人におだてられて、一メートルもあるUボートのプラモを買ってしまった。あまり大きくてまだ組み立てていない。たまに箱を眺めては一人で悦に入っている。

最近発売されたのが、旧海軍の潜水空母と言われた「伊400」。とっても欲しいけれど、調べてみたら、「創刊号は特別価格299円(税込)、第2号以降は通常価格1,799円(税込)となります。全120号完結なので、完結までに約2年4ヶ月と214,380円(税込)がかかる計算になります」だって。へっ、この商売、本当に良く考えたものだ。途中で資金不足になって恥をかきたくないのであきらめた。

夜は、お世話になっている方と、伊勢佐木町裏の、天麩羅屋の老舗の「登良屋」にて一献、ごちそうになった。天麩羅屋は、以前は野村先生の定宿の、日の出町の川沿いにあった「天作」が好きだったが、戸部に移ってから敷居が高くなり、まだ一度も行ったことが無い。そういえば、「天作」には、「撃てばかげろう」の横浜ロケの折に、野村先生と川谷拓三さんと一緒に行ったことがあった。最近は、もっぱら「登良屋」ばかりである。ここは天麩羅はもとより、もっとおいしいのが刺身。特にこの時期のカツオが最高である。メニューに値段がないのが、初めての時は不安だが、まあ高くも安くもなく。という感じである。昭和のたたずまいの中で、気の合う友人と天麩羅と刺身を味わう。いい一日だった。

珍しく、この一軒だけで帰宅。正しく飲んだ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする