白雲去来

蜷川正大の日々是口実

荒海や 佐渡に横たふ 天の川

2016-07-08 10:38:21 | 日記
七月七日(木)晴れ。

先日何気なくテレビを見ていたら、「そーめん」や「冷や麦」の中に入っている色付き麺は、実は、中国の七夕に由来し、陰陽五行説に影響されていると知って、へぇー。ちなみに七夕飾りの短冊の色も、その五行説に由来しているとのこと。そうめんと冷や麦の違いは、太さにあるとも言っていた。へぇー。同じ物でも大きさが違うと呼び名が違うものが、ままある。雹(ひょう)と霰(あられ)もそうだ。無駄に歳をとっているなぁー。

七夕と言っても、最近の我が家には、何の感慨もない。子供が小さいころには、幼稚園などで七夕飾りを作って、家に持って帰ってきたが、大きくなるにつれて、そんな習慣もなくなった。

七夕と言えば、すぐに思い出すのが、芭蕉の「荒海や 佐渡に横たふ 天の川」と、「七夕の 逢はぬ心や 雨中天」の句だ。幸いに、今日は、晴れ。「雨の七夕。せっかく天の二星は逢引に来たというのにこの雨では天の川が増水して渡れまい。気の毒に、逢瀬を楽しめばこそ『有頂天』に行けるのに、会うことすらできないのだからこれは『雨中天』と言わなくちゃならない」。
 
「有頂天」と造語の「雨中天」を引っ掛けて面白がった貞門風俳諧。ところで「有頂天」とは、現在では能天気に喜ぶ意に使われているが、元来は仏教用語で九つの天のうちで、最上の至福の天を指す。 出典は分からないが、受け売りです。

しかし、朝から猛暑。午前中に三十度を超えて、仕方なくクーラーを入れて、原稿書き。三時を過ぎて、連載させて頂いている『実話ドキュメント』の編集部に原稿を入稿。ホッとする。

テレビのワイドショーでは、「小池の乱」でもちきり。でも、もう余り喋らない方が良い。足を引っ張られるだけだ。自民党も、小池百合子を公認してあげればいいのに。空気が読めない連中、いや私怨に拘る連中が多すぎる。そうそう山口敏夫センセイが、立候補するって。もう七十五歳。「老害」などと言われないうちに若い人を応援した方がいい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする