白雲去来

蜷川正大の日々是口実

好きな本も後一巻になった。

2016-07-26 17:23:16 | 日記
七月二十五日(月)晴れ。

朝食は、私が勝手に思っている納豆のチャンピョン水戸の「舟納豆」に、白菜のおしんこ、タラコに玉ねぎの味噌汁。しかし、食い物の話ばかりで恐縮だが、玉ねぎは庶民の強い味方だ。嫌いな人の気がしれない。一時、おいしい玉ねぎを送って頂き、オール玉ねぎで食事をしたことがある。まず玉ねぎの味噌汁。玉ねぎのおかかのオニオンスライス。玉ねぎのオイスター炒め。玉ねぎのフライ。玉ねぎのマリネ。家族からは大ブーイングだったが、私は、一人で悦に入っていた。

最近は、体調のことを考えて「揚げ物」は敬遠しているが、野毛の「福田フライ」などに行けば、「玉ねぎフライ」を即、オーダーする。それでも、煮過ぎてクタっとした玉ネギは好きではない。シャキッとしていないと、玉ねぎではないような気がする。まあどうでも良い話ですが。

読み終わってしまうのが、惜しくてチビリ、チビリと読んでいた『満州国演義』の第八巻「南冥の雫」を読み終えてしまった。まあ七巻、八巻は、大東亜戦争の細かい解説ばかりで、ちょっと飽きたが、主人公の敷島兄弟の波乱万丈な人生が良く描かれていて、興味深かった。『南冥の雫』は、主にインパール作戦を題材にしている。大東亜戦争の「愚将」と言えば、特攻隊員の前で、「私も後から必ず行く」と言いながら、高級参謀とお気に入りの芸者を連れてスタコラサッサと台湾に逃げて行った富永恭次とインパール作戦の責任者である牟田口廉也の二人と相場が決まっている。この二人は、無理な作戦で多くの将兵を死に追いやったにも関わらず、のうのうと天寿を全うした。どの本を読んでも悪評だけと言う人も珍しい。後、評判が悪いのは、ノモンハンの辻政信と東京裁判での証人となった田中隆吉か。海軍の軍人が、東京裁判でもほとんど裁かれず、あまり悪評のある軍人がいない。まあこれはノモンハンから日中戦争、インドシナ方面の作戦を裁かれたのだから仕方の無いことかもしれない。

『満州国演義』は、単行本は既に完結しているのだが、頑固に文庫に拘って読んでいる。残すは、最後の一巻のみ。作者の船戸与一氏はどちらかというとリベラルの範疇に入る人だから、満州の建国や大東亜戦争に対してあまり好意的ではない。それでも読む側の思考がちゃんとしていれば良いだけだ。近代史の勉強にもなる本ですよ。

事務所の帰りに、魚屋へ寄ってカツオを買ったが、これがゲロマズ(すみません。好きなブログのパクリです)。今季二度目の、ノックアウトだった。二三切れ食べて、サヨナラした。あーあついてない。

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