十一月十日(土)晴れ。
今月は、七日が立冬。この立冬の前に「とり」の日が来る年は「三の酉」まである。ちなみに十一月一日が「とり」の日だった。酉の市は、鷲神社、酉の寺、大鳥神社など鷲や鳥にちなむ寺社の年中行事として知られ、関東地方を中心とする祭りである。多くの露店で、威勢よく手締めして「縁起熊手」を売る祭の賑わいは、年末の風物詩である。また三の酉まである年は、なぜか「火事が多い」と言われている。
子供の頃は、「お酉さま」と聞くと、何かそわそわしたものだ。母に連れられて、酉の市に出かける。金魚すくい、ヨーヨー釣り、射的、綿あめ、キャラクターのお面。何十年も変わらない景色だ。三の酉は二十五日の日曜日だが、行事が重なっており、あの喧騒を味わうことが出来ない。酉の市に前後して、中華街に「上海蟹入荷」の張り紙が貼られ、木枯しがぴゅーっと吹くと、師走。除夜の鐘の代わりに、横浜港に停泊している船が一斉に汽笛を鳴らせば、年が改まる。横浜に住んでいて良かったと思う時でもある。
午後から事務所にて、機関誌の編集。夜は、肉屋に旨そうな鶏肉の「つみれ」があったので、頂き物の昆布でダシをたっぷりとって「とり鍋」を家族で囲んだ。
今月は、七日が立冬。この立冬の前に「とり」の日が来る年は「三の酉」まである。ちなみに十一月一日が「とり」の日だった。酉の市は、鷲神社、酉の寺、大鳥神社など鷲や鳥にちなむ寺社の年中行事として知られ、関東地方を中心とする祭りである。多くの露店で、威勢よく手締めして「縁起熊手」を売る祭の賑わいは、年末の風物詩である。また三の酉まである年は、なぜか「火事が多い」と言われている。
子供の頃は、「お酉さま」と聞くと、何かそわそわしたものだ。母に連れられて、酉の市に出かける。金魚すくい、ヨーヨー釣り、射的、綿あめ、キャラクターのお面。何十年も変わらない景色だ。三の酉は二十五日の日曜日だが、行事が重なっており、あの喧騒を味わうことが出来ない。酉の市に前後して、中華街に「上海蟹入荷」の張り紙が貼られ、木枯しがぴゅーっと吹くと、師走。除夜の鐘の代わりに、横浜港に停泊している船が一斉に汽笛を鳴らせば、年が改まる。横浜に住んでいて良かったと思う時でもある。
午後から事務所にて、機関誌の編集。夜は、肉屋に旨そうな鶏肉の「つみれ」があったので、頂き物の昆布でダシをたっぷりとって「とり鍋」を家族で囲んだ。