白雲去来

蜷川正大の日々是口実

人生の別れと最期の本、二冊。

2018-11-08 00:05:24 | 日記
十一月二日(金)晴れ。二矢忌。

明日から巷は連休となる。しかし、二日間とも予定が入っているので、今日は頑張って仕事をしなければと思ったが、まあ世間の人から見たら、「これが仕事か」と怒られるかもしれない。それでも、そろそろ古稀に近いので、あまりあくせくしても仕方がない。

朝は、上の子供とのんびり朝食。清風楼の焼売、サンマの干物にワンタンスープ。昼は、おにぎり一つ。夜は、久しぶりに「そごう」へ行き、マグロとブリの刺し身を買い求め、酔狂亭で月下独酌。最近は、焼酎の前にビールを一本だけ飲むのだが、今日は、キリンの「一番搾り」。飲んでいて思ったのだが、他のキリンのビールは、皆二番か三番しぼりなのだろうか・・・。良く分からん。

今日は、昭和三十五年十月十二日に、日比谷公会堂で演説中の浅沼稲次郎を刺殺し、その後、東京少年鑑別所において、自決された山口二矢烈士の命日である。墓所である青山の梅窓院では毎年、この日に有志らが墓前祭を行っている。この事件をモデルにした沢木耕太郎の『テロルの決算』は有名である。また転展社より山口二矢顕彰会編の『 山口二矢供述調書―社会党委員長浅沼稲次郎刺殺事件』が刊行されている。是非ご一読をお勧めしたい。

二矢忌にふさわしいかどうかは分からないが、新聞の書評にあった『日本人、最期のことば』(西村眞著・飛鳥新社)を買った。書評には、「偉人二十人の人生の終い方から、日本人の死生観が見えてくる」とあり、それに惹かれて購入した。そう言えば、以前に『日本人の別れ』(松永伍一著・講談社)という本を買った記憶があり、事務所の「いずれ読む本」の箱を見たらあった。この二冊をがぁーっと読むつもり。

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