白雲去来

蜷川正大の日々是口実

鰻が高嶺の花となった。

2018-11-10 14:47:40 | 日記
十一月四日(日)曇り。

鰻が好物だが、最近の鰻は庶民の食べるものではなくなったと、しみじみ思う。私が横浜で行く鰻の店は、まず関内の「わかな」、伊勢佐木町(吉田町)の「八十八」といった高級店に、庶民的な東神奈川の「菊屋」。そして懐具合が悪くとも、どうしても鰻を食べたい時は、横浜橋商店街の「八舟」へ行く。私が知っている限りでは、このお店が一番安いかもしれない。

亡くなられてしまったが、某私鉄会社のS副社長に良く連れて行って頂いたのが平沼の「野田岩」。ずい分前のことだが、山口申、岡田尚平、犬塚博英の諸先生と小早川久之先生宅を訪ねた折に、Sさんが「野田岩」の鰻を差し入れてくれた。でも私は、ここの「辛い」鰻が余り好きではない。

阿川弘之先生の『食味風々録』に出てくる鰻屋は、銀座築地寄りの「竹葉本店」、赤坂の「重箱」、飯倉の「野田岩」、日比谷高校迎いの「山の茶屋」などだ。阿川先生曰く「こういう老舗の職人が紀州備長の炭で焼き上げたばかりの蒲焼を、熱いうちに食うと、やはりありきたりの店の物とは格段の味の違いを感じる」。と書いている。上野の「伊豆栄」や南千住の「尾花」の名が無いのは残念。

上記の店は、いつか行ってみたい店だと思っている。『食味風々録』には、斉藤茂吉先生が、終戦直後のことだが、斉藤先生が鰻に釣られて、嫌いな講演を引き受ける話が出ていて面白かった。そう言えば、長良川の流れる岐阜には幾度も行っているのに、鰻を食したことがない。次回の楽しみにするか。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お祭りに、群青忌の打ち上げに。

2018-11-10 14:32:36 | 日記
十一月三日(土)晴れ。明治節。

起床後に玄関に国旗を掲げる。今日は、明治天皇の生誕祭、明治節である。新聞を取に行けば、ご近所の家にも国旗がちらほら。普段は、保守を自認しながら国旗を掲げない人が多い。言っていることと、やっていることが違うと言われても仕方がない。もちろんマンションなどの共同住宅は別だ。

私の高校の同級生の杉本純三さんは、京急黄金町駅近くの実家の前の橋の横に国旗の掲揚塔を、町内の人たちに声をかけて設置した。産経新聞の横浜版に取り上げられた。こういった地道な活動だって、立派な愛国運動だ。

午後から、地元の藤棚商店街で毎年開催されている「へそ祭り」に愚妻と共に顔を出した。お世話になっている「天狗会」の鈴木会長を中心に、酒屋さんの前に、何時ものメンバーが集合している。サリーファミリーの皆さんと楽しく飲んでから、京急の戸部駅のすぐ近くのお店に転戦。五時過ぎにお暇して、川崎の名物居酒屋の「なかやま」にて、群青忌のスタッフの打ち上げに出席。午後一時から九時ごろまで延々飲んでいた。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする