白雲去来

蜷川正大の日々是口実

横浜に安田善次郎の名前を付けた駅がある。

2010-05-08 09:14:59 | インポート

五月五日(水)晴れ。

 朝七時、弘前からの深夜バスで東京に着いたと連絡があった。なぜか帰りのバスは東京停まり。そこから横須賀線で帰ってくるというので、迎えに行った。愚妻と下の子供が、大きな荷物を抱えて到着。自宅に戻ってから、久し振りに家族揃って朝食。

 良い天気なので、午後からは、納戸の整理を行った。貧乏性なので、中々物を捨てられない。いつか役に立つかもしれないと、とっておくのだが、結局は邪魔になって処分してしまう。結婚式の引き出物や、お中元、お歳暮などで頂いたタオルや石鹸も随分とたまってしまった。どんどん新しいものを使えば良いのだが、それが出来ない。多少古くても捨てられないのだ。困ったものだ。

 産経新聞の横浜版に、「名作まち歩き」というコラムがある。小説に書かれた場所を、作品と共に紹介するものなのだが、これが面白い。と言っても私の場合は、横浜について書かれたもの以外は興味はないが、私の知らない横浜も紹介されているので、切り抜いてスクラップしている。

 先月、紹介されていたのは、笙野頼子さんの「タイムスリップ・コンビナート」という小説に描かれた、JR鶴見線の「海芝浦」という駅。京浜工業伝いを走る鶴見線の終点なのだが、この駅は、一般人は降りることが出来ない。片側は海で、反対側は東芝の工場につながっていて、東芝の社員証がなければ改札を出ることが出来ないのだ。

Photo ※海芝浦駅です。どなたかのサイトからの転用です。すみません。

 ちなみに、鶴見線は埋め立ての場所を走るので、人名の付いた駅もある。例えば、大地主だった小野信行の名前をとった「鶴見小野」。浅野セメントの創業者である浅野総一郎の「浅野」。安田財閥、現在の「みずほグループ」の創始者で、右翼の朝日平吾に刺殺された安田善次郎の名前をとった「安善」など。余談ではあるが、その安田善次郎の寄付で建てられたのが日比谷公会堂。昭和三十五年、社会党の浅沼稲次郎が、その日比谷公会堂で山口二矢に刺殺される。何か不思議な因縁のような気がしてならない。その鶴見線に一度、時間を作って、乗ってみたいと思っている。

 夜は、青森から、好物の「筋子」と鎌田屋の「つがる漬」が届いたので、芋焼酎の「西郷庵」で、今日も我が酔狂亭で中破・良飲。


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国家観のしっかりした政治家はいないのかねぇー。

2010-05-07 10:27:49 | インポート

五月四日(火)晴れ。

 八時半にわが家に泊まった、栃木社友会の湯浅進君と共に朝食。本来ならば、中華街の「安記」で、お粥とも思ったが、開店が十一時とあっては、腹が待っていてはくれない。朝食後、湯浅君帰る。

 上の子供が部活で出かけてしまうと、自宅には私一人である。仕方がないので、事務所へ行き、掃除や資料の整理を行った。

 夏の参議院選挙に向けて、様々な動きが出ている。平沼新党に舛添新党、そして「みんなの党」など。どれも帯に短し、襷に長し、といった所か。特に残念なのは、平沼さんが与謝野なんかと組んだことだ。与謝野は、靖国神社に参拝したこともないし、東條英機元首相らの、いわゆるA級戦争指導者たちの「分祀」論者である。靖国神社に参拝しないのは、みんなの党の渡辺も同じ。舛添にしても、全く国家観と言うものがないように思える。

 国家観のない政治家が日本のリーダーとなるのは、とても恐ろしいことだ。このままでは、三島由紀夫が予言したように、「無機質」な日本人が存在する国になってしまう。

 民主党も駄目だが、かといって自民党はもっと駄目だ。自民党にいる小池百合子や高市早苗、山谷えりこ、稲田朋美の女性議員が、保守新党でも立ち上げたならば面白いのだが、女同士というのは、中々難しそうだ。

 嗚呼、世を嘆いて今日も、一人酒か・・・。大行社の岡山本部長の早瀬内海さんから頂いた、「西郷庵」という芋焼酎が美味かった。


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栃木から同志が来訪。

2010-05-04 11:53:29 | インポート

五月三日(月)晴れ。

 子供に、「いつまで寝ているの」と起こされた。女房がいなくてのんびり出来ると思ったら、上の子供は、女房よりうるさい。鮭の「山漬け」にキュウリのおしんこ、納豆の朝食。

 食後は、のんびりと昨日のBBQの後片付け。焼き台も、使うたびにきれいに洗う。網は洗った後に、油を塗っておけば錆びずに、長持ちする。テーブルや椅子も、雑巾できれいに拭いてしまう。大変だが、アウトドアーは、道具の手入れも楽しみのうちである。

 夕方まで、PCにて仕事。四時過ぎに、「反憲集会」に参加していた、栃木の大愛塾の人見氏、社友の隠岐、松本、湯浅の諸氏らが来訪。下町は通り町というところにある「上海軒」にて、一献会。途中から、大行社の小針政人氏も合流して楽しい食事会となった。六時半に解散。

 小針、湯浅の両氏を自宅に招いて二次会。十時半解散。湯浅氏わが家泊。二日連続の酒会はさすがに疲れた。


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恒例のガレージBBQ

2010-05-03 14:31:00 | インポート

五月二日(日)晴れ。

 子供が部活に行くので、朝の七時に起きて朝食の準備をした。もやし炒めに納豆に冷奴。食後は、恒例のわが家でのガレージBBQの準備、家族が皆出払っていて、私一人なので、忙しいこと、この上もない。テーブルや焼き台、椅子をセットしてから、料理の準備である。

 お得意の、キュウリのマリネ、タコのピリからマリネ、水菜のサラダ。がお通し。焼き物は、ソーセージ、焼き鳥に大島さんから頂いた、ヒレ肉が沢山。十一時に、サリー夫妻が到着。その後、続々と友人たちも到着して、楽しいBBQが始まった。

 わが家の、ガレージBBQだが、多い時には二十七人も来た事があった。当然ガレージには入りきれずに、道路まではみ出したことがあった。さすがに、ご近所の迷惑となるので、最近は十人を目安に、交代で友人を招待することにしている。海や山でのBBQも楽しいが、準備や片づけが大変である。それに比べたら、我が家の駐車場が会場なら、トイレも不自由しないし、後片付けも簡単である。

 夕方、寒くなってきたので、自宅に避難。結局、解散したのは九時を過ぎていた。

Dscf1968 ※こんな感じです。


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家族が青森へ帰省。

2010-05-03 14:08:50 | インポート

五月一日(土)晴れ。

 昨日の酒がたたって目を覚ましたら十時を過ぎていた。今日の夜行バスで愚妻と下の子供が、岳父の法事の為に青森の実家に帰る。その準備と掃除でてんやわんやである。午後から事務所とドコモショップへ。私の携帯だが、とても電波の入りが悪い。建物の中や、特にビルに入ると殆ど「圏外」となってしまう。ずっーと、そんなものかと思って使っていた。

 昨日、サリーのパーティーで、松本佳展君が私と同機種の携帯を使用しているにも関わらず、ちゃんとつながる。ビルの地下にも関わらずだ。私のものは、やはり「圏外」の表示。そこでドコモに問い合わせたら故障の可能性があるとのこと。検査してもらったら、やはり故障で、修理に二週間ほどかかる、と言うことなので、代替の携帯を借りた。

 先日は、自宅のコンロの調子が悪く、直してもらったばかりで、今度は携帯だ。幸いに携帯の方は無料だったが、ガスコンロは、五千円ほどとられた。おまけに「そろそろ寿命です」と言われた。金がないときに嫌になる。もう少し、騙し騙し使うしかない。

 新しく、社友になって頂いた、和歌山の大島氏より、明日のBBQのために、素晴らしいヒレ肉を送って頂いた。愚妻と下の子供は、参加できないので、夕食の時に焼いて出した。焼いても、焼いても「柔らかい」と驚いていた。同友、社友の人たちのご支援が、身に沁みる昨今である。

 横浜駅の西口にある天理ビルの前から深夜バスが出る。私は、そのバスに乗った経験がないので、ものめずらしさもあって、送って行った。なんと、そこには深夜バスが六、七台も停まっていて、乗客が沢山集っている。バスの表示を見れば、秋田や鳥取など様々な場所に行くのが分かる。料金が電車や飛行機に比べて断然安いので、人気があるのだという。

 中を見せてもらったが、普通の観光バスである。トイレ付きのバスだと、青森まで、運転手の交代を除いて、ノンストップで行くらしい。トイレがない場合は、「トイレ休憩」をサービスエリアでとるとのこと。十時間も、あの狭いバスのシートで揺られて行くのかと思うと、私は無理かな・・・。九時半、愚妻と子供を乗せたバスが出て行った。随分昔に読んだ、沢木耕太郎の「深夜特急」を思い出しながら自宅に戻った。

 十時から、「実話ドキュメント」の第九十四回に向う。一時半にようやく脱稿。メールで送信してから、自分へのご褒美に、二杯だけ飲んで寝た。


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