白雲去来

蜷川正大の日々是口実

オイ、検察よ、何が「秋霜烈日」か、「あんこチョロナメ」じゃネェのか。

2010-09-25 11:05:10 | インポート

九月二十四日(金)曇りのち雨。国辱の日

 午後から、病院で定期検査、終了後は歯医者と、全て終わったのが午後六時。六時半に友人と待ち合わせて、自宅近くの「徳よし」という寿司屋で一杯やる約束をしていたので、午後のニュースに接する機会がなかった。

 

 寿司屋で、友人から信じられないことを聞いた。それは、日本が公務執行妨害で逮捕した、中国漁船の船長を、「処分保留」で釈放したと言うのだ。そんな馬鹿な。一瞬、冗談かと思った。腹が立って、酒が不味かった。こんなことが許されて良いのか。日本は法治国家ではないのか。自宅に戻ってからも、ニュースを見て、腹が立つやら、悔しいやらで、中々寝付かれなかった。

 

 那覇地検の鈴木とかいう次席検事は、釈放理由を「日中関係への考慮」と語ったそうだ。検察に、政治的な判断をして、容疑者を保釈する権利などどこにあるのか。何が「秋霜烈日」の信念だ。笑わせんな、「あんこチョロナメ」、もしくは、「暖衣飽食」と、そのバッヂを改めなさい。

 

 先の、郵便不正事件に関して大阪地検の特捜部主任の押収資料が改ざんされた問題で、世間の耳目を集めている最中にこれだ。那覇地検は「政治的な圧力はなかった」と言っているそうだが、そんなことを信じる者はいまい。「渡りに船」と、仙石の要求を呑んだに違いない。日本の政治家の殆どがゴミだが、検察までそれにたかる銀蝿のような存在であるとは、知らなかった。おい、銀蝿野郎共、かつて、この国に気骨のある人達がいたことを教えてやるから、居住まいを正して、読みなさい。

 

 それは、今から百十九年前の、明治二十四年五月十一日、琵琶湖湖畔で、当時日本に外遊していたロシア皇太子・ニコライに、滋賀県巡査が突如斬りかかる殺人未遂事件が発生した。いわゆる「大津事件」である。東洋の新興国・日本の警官が、大国ロシアを相手に起こした事件は、日本と日本人を驚愕と混乱の渦の中に落とし込み、世界中が日本政府の対応に注目した。
 

 伊藤博文をはじめ政府高官は、ロシアの報復を恐れ、犯人の津田三蔵を「死刑」にしようと動き出した。しかし当時の刑法にのっとると、殺人未遂では最高刑は「無期徒刑」だった。伊藤博文らは、ロシアに攻められ国が滅びては元も子もない、と裁判官らに圧力をかけて、死刑に持ち込もうとする。

 

 しかし今の最高裁にあたる大審院の院長・児島惟謙(これかた)は、この政府の圧力に断固として対抗した。

 

 児島は司法の独立を訴え、政府の懐柔を受けた裁判官を涙ながらに説得した。 事なかれ主義で原則を曲げようとする政府に抗して、司法 の独立を貫こうとした裁判官の活躍によって、日本が近代国家として世界に認められるようになる第一歩となったのである。

 

 今回の、違法操業をした中国漁船の船長を逮捕したことと、明治に起きた「大津事件」と、どちらが我が国にとって深刻な出来事であったかは、一目瞭然ではないか。今回の中国人の逮捕のどこに違法性があるというのか。要は、気概の問題なのだ。

 

 今後、中国は、ますます我が国への不当な要求をエスカレートさせるだろう。その時、民主党政府はどう対応するのか。そうか所詮は売国の政党だから、すすんで中国に国を売り渡すかもしれない。

 忘れまい。九月二十四日が、「国辱の日」であることを。


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野村秋介先生墓前祭の御案内。

2010-09-24 09:29:24 | インポート

  平成二十二年度・野村秋介先生墓前祭のお知らせ。

     どなたでもご自由に参列できます。

秋も深まって参りました。さて、本年も、墓前祭を執り行います。ご参加はどなたでもご自由ですが、ご仏前、ご供花、ご供物などは、ご辞退をさせて頂きます。

 

 電車でお越しの方は、午前九時に伊勢原駅に車をご用意させて頂きますので、係りの者が菩提寺まで御案内致します。最終のお送りは午前十時半となります。

 

 墓前祭の終了後に、中華街にて直会を行います。お寺から中華街までは、車でご案内致しますが、相乗りとなりますことをご了承願います。また、お時間の都合で直会のみのご参加も可能です。直会のみにご参加の方は、会場の都合上ご連絡をお願い致します。

  

 日時・十月十六日(土) 午前十一時墓前祭開始。

                十二時終了。

  場所・浄発願寺

  住所・神奈川県伊勢原市日向一八一六

  

    直会の御案内。

  午後一時半より、中華街にて。 会費、お一人七千円。

ご参加の方は、お寺から車でお送りいたしますが、相乗りとなります。直会の場所等は当日、浄発願寺にて御案内させて頂きます。また、直会のみにご出席の方は、席の都合上、下記までご連絡下さい。また、遠方の方は、宿泊のホテル等もご紹介させて頂きます。

  ㈱二十一世紀書院 お問合せ専用携帯電話

   09063007075

   FAX0457218403

  メール snforever@proof.ocn.ne.jp

  

     


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また面白い記事を見つけた。

2010-09-23 22:42:35 | インポート

九月二十三日(木)曇りのち雨。秋分の日。

 涼しいと思ったら、一雨きた。祭日の雨の中を、上の子供は部活とやらで学校に行った。休みの日ぐらいは、家にいたらいいのに、と思うのは私のわがままか。

今日は、夜六時より久保山の火葬場近くの「一休庵」という葬儀場にて、友人の告別式があり出席した。亡くなられた方は、私よりも若い。最後にお会いしたのは、昨年の夏の事。その時は、病気と言う感じではなかったのだが。聞くところによれば、「リンパ癌」で、余命一年といわれていたと言う。  通夜式では、久し振りに会う人たちが多かった。十年、二十年ぶりに会う人がいて、互いの無事を喜びながら、逝く人を偲ぶ。何か不条理な気もするが、それも人生だろう。涙雨の中を自宅に戻った。合掌。

   そういえば、一昨日にアップした「自由民主」の記事昨に関して、また面白いものを見つけたので、転載させて戴く。

 01016日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評論家の孔健(こう・けん)氏は、「“謝罪”から見る日中のお詫び文化の違い」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。

 日本人と中国人の「お詫び」に対する文化は大きく違う。
例えば、10年近く前に当時の小泉純一郎首相が訪中した際、北京郊外の盧溝橋
(編集注:日中戦争の引き金となった盧溝橋事件の舞台)で「心からのお詫びと哀悼の気持ち」を表明したが、中国人はこれを日本の首相による公式な謝罪と受け止めた。
 だが、日本人にしてみれば単に個人的な気持ちを述べたに過ぎず、謝っている訳ではなかった。

 日本人の「お詫び」は自分のメンツを保つ方法の1つとなっている。
日本では許しを乞うことでその人のイメージや尊厳を回復させることができるのだ。少し前に鳩山由紀夫首相が母親からの違法な政治献金問題で、記者会見を開き、国民に謝罪した。
 これこそが自らの罪を一掃させる最良の方法で、こうすることで国民の許しが得られる。だが、中国人にしてみれば、一国の首相たる者が国民に謝罪をするなど到底理解できない。
 中国人にとって謝ることは、メンツを失う行為である。例え自らの過ちを分かっていても、絶対に謝らない。 中国人にとって謝罪とは、勝ち負けそのもの。謝ってしまったら負けなのだ。
 例えば、数年前に瀋陽の日本領事館で北朝鮮人が駆け込みをはかった際、中国の武装警官が敷地内に無断で足を踏み入れた事件があった。
 この時、日本側に謝罪を求められた中国側は頑として謝らなかった。
中国人はこれを日本への勝利だとし、大いに自己満足に浸ったのである。

 しかし、謝らないことでメンツは保てるが、国際的な信用は失うことに我々中国人は気付かなければならない。 間違ったことをしたら思い切って謝ってこそ、国際化に向けた第一歩が踏み出せるのではないだろうか。
 そうすることで、中国が抱える「信用問題」も解決に導かれるはずだと信じている。(翻訳・編集/NN

●孔健(こう・けん)
孔子の直径第75代目の子孫で、孔子研究家、日中関係評論家。山東大学日本語学科を卒業し、85年に来日。 96年、チャイニーズドラゴン新聞を創刊。
NPO
法人日中経済貿易促進協会理事長などさまざまな日中関連の機関で代表を務める。「日本人は永遠に中国人を理解できない」「日本との戦争は避けられない」など著書多数。


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子供の安着祝い。

2010-09-23 09:06:42 | インポート

九月二十二日(水)晴れ。

 暦の上では秋なのに、横浜では日中の温度が三十度にもなった。政治のお陰で、気象までおかしくなってしまった。やれやれである。

 

 朝食の後は、真面目に机に向かった。本やその他の商品の発送、物を送って頂いた方へのお礼状、来月の野村先生の墓前祭の段取りなど、全て終わったのが四時を過ぎていた。

 

 ホッとした所に、下の子供が日光から帰って来た。私が、「日光、結構、大和観光」と言うと、一言、「バカじゃないの」・・・・。最近の子供は、洗練されたジョークも分からないらしい。教育の荒廃ここに極まれり、か。マッそんな大袈裟なものではないが、子供の顔を見て、ひとまず安心した次第。

 

 夜は、子供の安着祝いを自宅の近くのお店で行なった。初めての店で、人の紹介だったが、まあ二十五点。考えて見れば、下町でそんなに美味しい店があれば、とっくに評判になっているわけだが、そんな噂のかけらも聞かなかった。まあ美味い、不味いには個人差があるが、この年になって、様々な人と、様々な店に行った私としては、美味い、不味いは多少なりとも分かっているつもり。

 

 自宅に戻って、飲みなおした。久し振りに、麦焼酎に、頂いた立派な、かぼすを絞って飲んだ。美味かった。


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『死不認錯』と『移花接木』を知っていますか。

2010-09-23 08:47:20 | インポート

九月二十一日(火)晴れ。

 

 今日から下の子供が一泊二日で、日光へ修学旅行(今は、こう言わないそうだ)に出掛けて行った。例年は二泊三日だそうだが、授業時間の関係で一日短くなった。そういえば、夏休も二日ほど早目に終わったようだ。こんなことをするのであれば、土曜日を休みなどにはせずに、半日授業に戻せば良いと思うのだが。

 話は変って、月刊「自由民主」の平成十七年の七月号に、とても興味深い記事が掲載されていた。是非、ご一読をお願いします。

    中国人の『死不認錯』と『移花接木』

 瀋陽の日本総領事館での亡命者連行事件は、現時点では争点が日本側の同意の有無ということに絞られていて、両者の主張は平行線をたどっている。真相は窺い知るべくもないが、一つ言えることは、ひごろ中国人における強弁の悪癖を批判する上で人後に落ちない私ではあるが、「領事館の同意を得て立入り、事後感謝された」という中国側の主張をきいたとき、一瞬さほど荒唐無稽には感じなかったということである。チャイナ・スクールに牛耳られてきた中国駐在の領事館ならあり得るかもしれないと、その瞬間ほんとうにそう思ったのだ。

 落ち着いて考えてみると、ビデオで見るかぎりあれは突発的な駈け込みと追っ掛けで、事前の同意云々というような状況ではなかったし、もし本当に同意を取っていたのなら、最初からそう言えば話はこじれずにすんだのだ。ところが中国側は当初そんな正当な議論はまったくせず、領事館の安全確保のための行動だからウィーン条約に違反しないとひたすら強弁したのであった。このあたりから見て、「同意説」はたぶんでっち上げだと思われる。しかし、「感謝説」については何とも言いかねる。

 ともあれ、この事件は中国人を理解する上でまた一つ恰好な実例を提供してくれた。それは、「死んでも非を認めない(死不認錯)」という彼らの国民性の一側面である。自己正当化のために、中国においては詭弁や計略の芸術は非常に発達しているのである(詭計多端)。これに関して、私の夫が50年前のある体験を話してくれたことがある。そのとき彼は台湾大学の一年生、田舎のぽっと出だった。

 学寮の食堂で、混雑にまぎれて、一人の中国人学生が料理一皿をかすめ取った。

 「ちょっと待った。君は賄い費を払っていない」

 学寮自治会の賄い委員がこれを見とがめた。同様の事件が頻発していたので警戒していたのだ。

 「勝手に料理を持っていって、皆が迷惑しているんだ。台湾大学の学生ともあろうものが・・。むかし日本時代ならこんなこと絶対に起こらんぞ」

 と台湾人の委員が言い始めたとき、それまで黙ったままだった中国人が突然逆襲に転じた。

 「何だと!台湾は昔も今も中国のものだ。『日本時代』とはどういう意味だ。お前は漢奸だ!中華民族の面汚しだ!」

 ここぞとばかりまくし立てる中国人の前に、台湾人の方は唖然として言葉もでない。タダ食いの件はもうどこかへ飛んでいってしまい、この偉大なる中華民族の愛国者は昂然と方を聳やかせて、食堂から出ていったのだという。

 こうした議論のすり替え(移花接木)は中国人のもっとも得意とするところだ。一昨年9月、中国の軍艦などが絶えず日本の排他的経済水域に出没する状況について、日本の訪中議員が不快感を表明したところ、中国の朱首相は、感情を害する点では「靖国に閣僚が参拝することも同様だ」と答えたものである。

 1996年の台湾に対する中国のミサイル攻撃について、日本在住の中国人で国際関係専攻の朱建栄教授は、あれは台湾の方で先に軍事演習をしたのが原因だと〝独創的〟な理論を触れ回って、大方の失笑を買ったものである。これもすり替え議論の一種であろう。主権国家である台湾は、他の国と同様、軍事演習くらいはするが、人様の家の玄関口、たとえば上海や天津の沖合いにミサイルをぶち込んだりしたことはないのである。

 この間、「中国人留学生に犯罪が多いのはなぜ」というテレビでの質問に、在日中国人の評論家莫邦富氏が、「それは日本の入管が悪い。厳しい審査もせず、勉強する気のない不良学生を入国させたからだ」と答えていた。何でも他人のせいにする癖が出たのだろうが、これは答えになっていない。テレビは、他国に比べてなぜ中国人の犯罪が多いのかと問うているのだ。中国にだけ甘い入管などない。

 この5月初旬、詭弁の最高傑作といえるものに出くわした。日本テレビの特集番組で放映されたものだが、スーパーのレジを通らずに店外に品物(約5万円)を持ち出した中国人の万引が、ガードマンにつかまった。店の奥で取り調べを受けたとき、この男いけしゃあしゃあと答えて曰く、「中国では先に品物を持って帰ってから金を払うルールだ」。

 こういうのは、中国の四文字熟語で「信口開河」(口から出まかせ)という。

 

 以上、転載自由です。

 

 どうですか皆さん。今回の尖閣の漁船問題も、全く同じですね。中国共産党のイチャモンが「常識」とならぬように、私達は世論喚起をして行かねばなりません。


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