十一月十日(火)雨。
高倉健さんの一周忌とか。早いものだ。昨日は、BSで「日本侠客伝・雷門の決闘」を見て、今日は「海峡」という映画を見た。私は、俳優に拘って映画を見る方ではなく、作品を重視する方だ。どちらかと言えば「喜劇」や「戦争映画」のマニアであるかもしれない。若い頃は、木下恵介や小津安二郎の作品などに全く興味はなかった。十代の頃に「東京物語」を見たが、辛気臭い、と感じた思い出がある。しかし、六十も半ばの歳になると、小津安二郎や木下恵介の映画に涙するようになった。まっそれでもレンタルしてまでみたいとは思わないけれども。そう言えば「海峡」の中で、森繁久彌が歌ったのが私の好きな「流浪の旅」。この歌は戦後に冠二郎が「旅の終わりに」という題にしてカバーしたが、私は元歌の方の歌詞が好きだ。
古い付き合いの、大日本天誠団の内田春雄団長が胃癌になり、手術をしたと聞いたので見舞いに行った。病院は、自宅から比較的近い聖隷横浜病院。ここに来るのは五年ぶりくらいか。仲が良かった焼肉屋「清水苑」のオヤジも肝臓を悪くしてここに入院していた。病室に行くエレベーターの前で、内田団長の共通の友人と会う。揃って病室へ。
酒もたばこもほとんどやらない内田団長が胃癌になるとは分からないものだ。術後とあって体のあちらこちらに管をぶら下げて、見ていても痛々しい。それでも看護婦さんをからかっているのだから、気力は衰えていないようだ。三十分ほどいて病院を後にした。
帰宅後は、連載させて頂いている『実話ドキュメント』に原稿を入稿。夜は、酔狂亭で独酌。
高倉健さんの一周忌とか。早いものだ。昨日は、BSで「日本侠客伝・雷門の決闘」を見て、今日は「海峡」という映画を見た。私は、俳優に拘って映画を見る方ではなく、作品を重視する方だ。どちらかと言えば「喜劇」や「戦争映画」のマニアであるかもしれない。若い頃は、木下恵介や小津安二郎の作品などに全く興味はなかった。十代の頃に「東京物語」を見たが、辛気臭い、と感じた思い出がある。しかし、六十も半ばの歳になると、小津安二郎や木下恵介の映画に涙するようになった。まっそれでもレンタルしてまでみたいとは思わないけれども。そう言えば「海峡」の中で、森繁久彌が歌ったのが私の好きな「流浪の旅」。この歌は戦後に冠二郎が「旅の終わりに」という題にしてカバーしたが、私は元歌の方の歌詞が好きだ。
古い付き合いの、大日本天誠団の内田春雄団長が胃癌になり、手術をしたと聞いたので見舞いに行った。病院は、自宅から比較的近い聖隷横浜病院。ここに来るのは五年ぶりくらいか。仲が良かった焼肉屋「清水苑」のオヤジも肝臓を悪くしてここに入院していた。病室に行くエレベーターの前で、内田団長の共通の友人と会う。揃って病室へ。
酒もたばこもほとんどやらない内田団長が胃癌になるとは分からないものだ。術後とあって体のあちらこちらに管をぶら下げて、見ていても痛々しい。それでも看護婦さんをからかっているのだから、気力は衰えていないようだ。三十分ほどいて病院を後にした。
帰宅後は、連載させて頂いている『実話ドキュメント』に原稿を入稿。夜は、酔狂亭で独酌。