白雲去来

蜷川正大の日々是口実

葬儀の席で罵声を浴びせる不心得者。

2018-10-12 11:31:52 | 日記
十月九日(火)曇り。

沖縄県那覇市でおこなわれた翁長雄志・前沖縄県知事の県民葬が執り行われた。日本・メコン地域諸国首脳会議の出席を理由に欠席した安倍首相の代理として菅義偉官房長官が追悼の辞を代読し終わると、多くのヤジが飛んだ。ニュースでこの様子を見て、何と礼儀知らずな、非常識で育ちの悪い人たちかと思った。例え、自分たちと思想信条を異にするとはいえ、葬儀の席、それも弔辞の後に、罵声を浴びせかけたり、抗議の声を挙げるなどと言うことは、その人たちが支持をした翁長雄志氏をも冒涜する行為であると言える。日本人の美徳とか、情と言うものを全く持ち合わせていない人たちであると感じた次第。そういった非常識な人たちのニュースを見て、思い出したことがある。終戦直前の内閣総理大臣、鈴木貫太郎のエピソードである。

昭和二十年の四月、小磯陸軍大将の内閣が総辞職をしたあと、大命を拝したのは、海軍の軍人として日露戦争の折、駆逐艦の艦長として活躍し、その後、連合艦隊司令長官、軍令部部長、侍従長を歴任した、鈴木貫太郎提督であった。この鈴木貫太郎大将は、昭和十一年には天皇のお側に使える侍従長の立場にあったが、その年に起きた二・二六事件の際に、「君側の奸」として、決起将校の指導者的存在である安藤輝三大尉の部隊に襲撃をされ、瀕死の重傷を負った。

この鈴木内閣が成立した昭和二十年の四月七日は、戦艦大和が巡洋艦矢矧を先頭に八隻の駆逐艦と共に沖縄に向けて海上特攻に出撃し、九州南方沖で撃沈された日でもある。この大和の撃沈から六日後、米大統領のフランクリン・ルーズベルトが急逝した。その報に接した、鈴木貫太郎総理は短いメッセージを発表した。ルーズベルトの政治的功績を認め「深い哀悼の意をアメリカ国民に送る」と述べただけの簡単なものだったが、同盟通信を通じてこれが海外に流されると、欧米各地で予想外の反響が起こった。

スイスの新聞「バーゼル報知」の主筆が「敵国の首相(元首)の死に哀悼の意を捧げた日本の首相の心ばえはまことに立派である。これこそ日本武士道精神の発露だろう。ヒトラーが、この偉大な指導者の死に際してすら「悪魔の死」と誹謗の言葉を浴びせて恥じなかったのとは、何という大きな相違であろうか。日本の首相の礼儀正しさに深い敬意を表したい」と書いた。一国の総理の顔が、その国の顔となることもある。立場は違うが、葬儀の席で、罵声を浴びせかけたり、政治スローガンを大声で発した、一部の不心得者の顔が、沖縄県民のイメージを損ねることにならないように祈るばかりである。

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忙中、閑もなし。

2018-10-10 17:37:53 | 日記
十月八日(月)晴れ。体育の日とか。

そう言えば、昨日、中華街からの帰りにスーバで、何の勢いか分からないが、やや大きめの「豚のすね肉」を、どーんと買ってしまった。風呂に入ってから、圧力鍋で二十分ほど煮て、ジャガイモと人参とすね肉をカレースープに入れた。残念ながら全体的な味は良かったが、すね肉は二十分ではだめで、次回はもう少し柔らかくしてみようと思った次第。

事務所に寄ってから、横浜駅の額縁屋さんへポスターを入れる額を買いに行く。群青忌の会場に第一回から十回までのポスターを拡大して飾るのだが、拡大したポスターの出来がことのほか良くて、そのまま飾るのが惜しくなって「A1」サイズのアルミの額を買った次第。当日のお楽しみである。その他、「直会」の整理券や領収書の製作で、夜までてんてこ舞いだった。

手紙で、群青忌の出席を依頼したH先生から、「出席します」との丁寧な葉書きが届き、感激した。夜は、「やきまる君」を使って焼肉。軽く飲んで寝た。

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中華街へ。

2018-10-08 11:10:42 | 日記
十月七日(日)晴れ。

今回の台風は、何の脅威も恐怖も感じないままに、いつの間にか行ってしまった。ホッとした。正午から、日頃からお世話になっている憂国の実業家、平塚のI氏が横浜に来訪。ランチを共にした。本当は、西横浜の「オアジ」へ行こうと思ったが、ランチはお休みと言うことで、急遽中華街へ。観光客でごった返していた。どうでも良いことだが、どうしょうもない店に長蛇の列。せっかく中華街まで来て、肉まんを道路で食べたり、食べ放題の店に行ったり、地元の者でも知らないお店が、一旦テレビなどで紹介されると、並んで順番を待っている。あれっ、こんな店があったの。と言う感じである。まあ好きにして下さいと言う感じである。

中華街の山下公園寄りの入口の「北京飯店」に久しぶりに入った。そう言えば、先日北京に行った時に泊まったのが北京飯店だった。帰国の前日、そこの最上階の貴賓室にて食事をしたことを思い出した。「小籠包」と「水餃子」に「ナマコの醤油煮」「ワタリガニの卵とじ」に「青島ビール」。ここでI社長と別れて、愚妻と「安記」へ。途中、李錦記の「オイスターソース」の大瓶二本とラー油を買う。スーパーで買うより二割ぐらい安い。

「安記」から「均元楼」へ転戦しようかとも思ったが、中華街のメインストリートは、おしくらまんじゅう状態で気が萎えた。関内駅まで歩いて行、駅前ビルのセルテで、夕飯の買い物をしてから帰宅。久しぶりに「減酒」の禁を破ってしまった。

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偲ぶ会とお祝いと。

2018-10-08 10:30:12 | 日記
十月六日(土)晴れ。

冷や飯が沢山あるので、土鍋を使って「お粥」を作った。頂いたティーパツクの「鯛ぶりだし」をたっぷり使って、コトコト。「安記」のお粥には到底及ばないが、中々の出来である。お粥だけでは物足りないので、「糠漬け秋刀魚」を焼いた。いつも良くして頂いている社友に感謝しつつ。

今日は、忙しい一日だった。午後四時から、栃木県の小山市で、遠井司郎先生を偲ぶ会が催され小山行。二時二十九分の湘南新宿ラインで小山行。二時間の電車の旅なのでグリーン車でのんびりと行った。土曜日はグリーン券が安い。失礼だが、東京から千葉や栃木方面に行く電車は退屈である。車窓からの眺めが何もない。東京から離れるにしたがって、工場や民家ばかりで、つい眠くなる。一番好きなのは、やはり伊豆方面への電車である。海の景色がいい。見ていても飽きない。癒される。『週刊文春』を丁度読み終えたら、三時半小山着。

駅に社友の湯浅進君が待っていてくれた。五分ほどで会場着。山口申、阿形充規、犬塚博英などの諸先輩にご挨拶した後に、遠井先生の遺影の前に白菊を捧げる。七時から、横浜のホテルにて、友人のご子息が、先日行われたアジア大会のヨットの部で金メダルを取ったお祝いがあるので、五時前にお暇した。五時三十二分の新幹線に乗り、東京へ。東海道線で横浜、京浜東北線に乗り換えて関内へ。五分ほど遅れて着。着いたらすぐに、挨拶の指名を受けた。

疲れていたので一時間ほどで退席。愚妻と久しぶりに「ラッキーの店」に寄り。ターキーソーダーを二杯飲んでから帰宅。

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旭日旗とシャネル。

2018-10-08 08:32:27 | 日記
十月五日(金)曇り。

毎日、何だかんだと慌ただしいので、普通の月と違って、あっという間に一日が終る。群青忌が終わるまで落ち着かない。朝食は鮭のハラス、さつま揚げに、ワンタンスープ。昼は、ハムサンド、夜は、上の子供のリクエストで、家でホットプレートを使って「お好み焼き」。関西では、一家に一台も「タコ焼き器」があるそうだが、実は我が家にも小ぶりな物がある。しかし、使うことはほとんどない。タコ焼きかお好みかと言われたら、家族全員「お好み焼き」を選択する。

韓国が十一日に開催する、国際観艦式において、自衛隊の旭日旗(軍艦旗)掲揚の自粛をもとめ、結果、我が国は自衛隊の参加を見送ることにした。自衛隊の幹部は、韓国のこの要求は「国際常識に照らせば、著しく礼を欠く行為」と非難した。韓国は、旭日旗に対して、「軍国主義の象徴」「殺戮・侵略の旗」と言っているそうだが、先の大戦で、我が国は、韓国や北朝鮮と戦争をしたことがあるのだろうか。確かに、海軍は、旭日旗を掲げて連合国と戦った。しかしそれはお互い様であり、殺戮、侵略などではない。戦争と言うものは、一方だけが正しくて、一方だけが悪いと言うことは、決してない。要は、韓国の今回の旭日旗に対することは、明らかな「言いがかり」であり、これに屈したならば、次は、日の丸に対して、皇室に対して、「侵略の象徴」とか言いがかりをつけてくることが予想される。理不尽なことに対しては、「ウルサイ」と一喝し、相手にしないことが、将来の友好につながることもある。

日本に限らず、韓国の女性も恐らく、憧れのブランドである「シャネル」だが、実は、シャネルはドイツの国家保安本部(SD)局長ヴァルター・シェレンベルク親衛隊少将と懇意になった上に、ゲシュタポの高官のハンス・ギュンター・フォン・ディンクラージ男爵の愛人になることで、様々な恩恵を受けつつ不自由無く暮らすことが出来た。 なおシャネルは、当時のドイツの国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)と同様の反ユダヤ主義者であるだけでなく、ドイツの諜報活動機関であるアプヴェーアのコードネームを与えられた工作員でもあった。

韓国の論理で言えば、シャネルだって、ユダヤ人の虐殺を命じたナチの協力者であり、ゲシュタポの愛人となったと言う事実だけを見たら、ユダヤ人の虐殺に間接的に加担していると言われていても仕方がない。さて、韓国で「シャネル」禁止法が出来るかどうか、楽しみでもある。文在寅政権になって、過去の朴槿恵、李明博が逮捕された。文在寅政権が野に下り、再び保守政権が誕生したら、因果応報、文在寅さん。穏やかではないだろうなぁー。

今回の旭日旗の問題、信念で問題提起をするのではなく、単に人気取りのパァフォーマンス。ポピュリズム政治家の最たるものだ。こういった低能政治家が友好関係を貶めるのだから気をつけなければ。まあ日本にもこの類の政治家がいるから仕方がないか。

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