なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

伝染性単核球症(CMV)

2019年09月11日 | Weblog

 先週クリニックの先生(当地域の医師会長)から、「高熱が続く35歳男性を紹介したい」、と連絡がきた。「肝機能はどうでしょう」と訊くと、「軽度に肝機能障害がある」ということで、伝染性単核球症かな思った。

 他のクリニックを最初に受診して、その後そちらのクリニックを受診している。診療情報提供書には、「総合感冒薬とレボフロキサシンを処方しても高熱が続く」と記載されていた。

 内科再来の日だったので、新患担当だった他の内科の先生にお願いした。発熱以外の症状には乏しく、上気道症状・頸部リンパ節腫脹もないようだ。

 白血球7900・CRP2.3で、白血球分画ではリンパ球57.0%・異型リンパ球9%だった。AST 44・ALT 59・LDH 562と肝機能障害を認めた(胆道系酵素は正常域)。EBVとCMVの外注検査が提出された。

 今日再受診して、発熱はまだあるが、程度は軽減しているそうだ。外注検査の結果は、EBVは既感染で、CMVはIgM抗体・IgG抗体両者が陽性だった。CMVによる伝染性単核球症と診断された。

 伝染性単核球症のうち、30~40歳代で咽頭所見に乏しい時はCMVとなっているので、典型的ということになる。

 都市部だったら、HIVも検査するところだ。この前、B型肝炎に罹患していることがわかった30歳代男性がいて、HIVに罹患していることがわかった。その方はずっと東京で生活していて、バイセクシュアルだった。田舎の方でも、HIV検査は必要になっているのかもしれない。

 

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