なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

教科書的な膵癌

2019年09月17日 | Weblog

 内科クリニックから消化器科に膵管拡張の77歳女性が紹介されてきた。

 糖尿病で治療していたが、今年になってHbA1cが次第に上昇して、6.2%から7.2%になった。自覚症状はなかったが、腹部エコーを行うと膵体部から尾部にかけて膵管の不整拡張を認めた。

 当院にCT画像の依頼があり、膵体部に造影効果の乏しい不整腫瘤とその尾側の膵癌拡張が描出された。膵体部癌だった。

 糖尿病の血糖コントロールが急に悪化した時は膵癌を考えるという、まさに教科書的な例だ。HbA1cで1%程度の悪化だと、それほど気にしない可能性もあり、きちんと評価したのはすばらしい。

 消化器科では当院でMRCPまで行って、がんセンターか大学病院への紹介予定としていた。

コメント (1)
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